九州工業大学の人物一覧（きゅうしゅうこうぎょうだいがくのじんぶついちらん）は九州工業大学に関係する人物の一覧記事。
創立者
- 山川健次郎 - 元白虎隊隊士、東京帝国大学(現在の東京大学)の総長、京都帝国大学(現在の京都大学)の総長、九州帝国大学(現在の九州大学)の初代総長、明治専門学校(現在の九州工業大学)の初代総裁、理学博士、男爵（『西日本新聞』 2013年07月24日夕刊 「九大の父は元白虎隊隊士 日本初物理学教授、山川健次郎 賊軍、辛酸なめ奮起」）[1]。
- 安川敬一郎 - 日本の武士、安川財閥の創始者、戦前の政治家、実業家、衆議院議員。明治専門学校以外に安川電機、明治鉱業、黒崎窯業（現在の黒崎播磨）、明治専門学校附属小学校（現在の明治学園）等を設立した[2][3]。
- 松本健次郎 - 実業家、明治専門学校の初代校長、日本工業倶楽部理事、石炭統制会会長、日本経済連盟会会長、貴族院勅選議員[4] [5]。旧自宅は旧松本家住宅[6]
著名な教職員
- 桑木彧雄 - 日本の物理学者、東京帝国大学講師、助教授、明治専門学校教授、九州帝国大学教授、日本科学史学会初代会長。日本人として初めてアインシュタインに会い、相対性理論を広めた。
- 加藤武夫 - 日本の鉱床学者、フライベルク鉱山大学に留学し、明治専門学校教授を経て、東京帝国大学教授。
- 平野邦雄 - 日本史学者、九州工業大学元教授、東京女子大学名誉教授、横浜市歴史博物館元館長。
- 遠藤達雄(w:Tatsuo Endo) - 九州工業大学名誉教授。金属疲労評価法であるレインフロー法（雨だれ法：w:rainflow-counting algorithm）を開発。この功績により、「Mr.RainFlow」と称される。
- 趙孟佑 - 九州工業大学教授、宇宙環境技術ラボラトリー施設長、超小型衛星試験センター長<ref>宇宙環境技術ラボラトリー</ref><ref>超小型衛星試験センター</ref>。小惑星イトカワに到達した小惑星探査機はやぶさ（MUSES-C）の試験を行った<ref>宇宙が作る明るい未来～夜空に輝く自分の星～</ref>。内閣府が募集した「宇宙開発利用大賞」の経済産業大臣賞を宇宙環境技術ラボラトリーが受賞した<ref>宇宙開発利用大賞 経済産業大臣賞の受賞が決定しました 九州工業大学戸畑キャンパス</ref><ref>大学プレスセンター - 九州工業大学が平成25年度宇宙開発利用大賞「経済産業大臣賞」を受賞</ref>。
- 夏目季代久 - 九州工業大学教授。大学院生命体工学研究科人間知能システム工学専攻所属。脳科学、神経薬理学を専門とする。
著名な出身者
研究者・学者
- 藤田哲也 - 元シカゴ大学教授、気象学者、竜巻研究の世界的権威。気象学のノーベル賞と呼ばれる「フランス航空宇宙アカデミー金メダル」を受賞[7][8][9]（『毎日新聞』 2013年05月11日 「竜巻:Fスケールの偉業紹介 世界的権威、北九州出身・藤田哲也博士 出前授業、教え子が企画」）。
- 桑原誠 - 東京大学名誉教授、九州大学名誉教授、化学、無機材料科学。
- 村島定行 - 鹿児島大学名誉教授、計算機科学。
- 栗木安延 - 専修大学名誉教授、マルクス経済学。
- 山川烈 - 九州工業大学名誉教授、一般財団法人ファジィシステム研究所所長[10]、電気化学。
- 嘉村平八 - 九州工業大学第2代目学長、西日本工業大学初代学長、瑞宝章、嘉村記念賞の制定、冶金学。
- 迎靜雄 - 九州工業大学第8代目学長、九州国際大学元理事長、瑞宝重光章、九州工業大学情報工学部の創設、冶金学。
- 下村輝夫 - 九州工業大学第11代目学長、九州工業大学名誉教授、福岡工業大学学長、電気工学。
- 入口紀男 - 熊本大学名誉教授、東京工業大学大学院特任教授、熊本大学大学院客員教授、放送大学客員教授、生命体画像工学。
- 秋山秀典 - 熊本大学大学院教授、熊本大学パルスパワー科学研究所所長、21世紀COEプログラム拠点リーダー、プラズマ科学。
- 佐藤和也 - 佐賀大学大学院教授、制御工学。
- 田中賢一 - 明治大学教授、電子工学者。
- 木村真三 - 獨協医科大学准教授、放射線衛生学。
- 山本寛 - 日本大学理工学部教授、電子・電気材料工学。
財界
- 田代茂樹 - 東洋レーヨン（現・東レ）の取締役社長、取締役会長、名誉会長を歴任。福岡県人会第三代会長、日本腎臓財団初代会長、日本化学繊維協会会長。
- 中村孝 - 電元社製作所元代表取締役、一般社団法人明専会元会長。フタバ産業株式会社の設立に参加した。
- 山本一元 - 旭化成元代表取締役社長、旭化成相談役<ref>[11]、シチズンホールディングス社外取締役、TOTO社外取締役、一般社団法人明専会元会長。
- 福島孝一 - 住友金属鉱山元社長、住友金属鉱山元会長、日本鉱業協会元会長、住友金属鉱山相談役、公益財団法人住友財団元評議員[12]
- 網岡卓二 - トヨタ車体代表取締役会長[13]、豊田中央研究所取締役[14]。
- 今津英敏 - 日産自動車元代表取締役副社長[15]、同社監査役、愛知機械工業株式会社取締役会長[16]一般社団法人日本自動車工業会理事、監事[17]、藍綬褒章受章。
- 伊藤正男 - いすゞ自動車取締役社長、取締役会長、理事を歴任。自動車用ディーゼルエンジンの育ての親と呼ばれる。
- 高原正雄 - いすゞ自動車理事、一般社団法人明専会会長、全日本学生フォーミュラ大会元委員長。
- 木下陽三 - 三井化学元副社長、東セロ元代表取締役社長、相談役<ref>ケムネット東京 東セロ社長に木下陽三・三井化学副社長</ref><ref>平成19年度七夕会開催のお知らせ - 明専会</ref>。
- 渕上一雄 - 王子製紙元代表取締役社長、王子ホールディングス代表取締役副社長。
- 山本秀祐 - 富士工業所（現・フジコー）の創業者。黄綬褒章受章。世界初の修理鋳型の公開実験に成功し、事業化。富士工業所独自の技術を開発した[18][19][20]。
- 原田源三郎 - 日本磁力選鉱の創業者。紫綬褒章と勲四等旭日小綬章を受賞し、九州・山口経済貢献財団より経営者賞を受賞した[21][22][23]。
- 濱田兼幸 - 株式会社ワイ・イー・データ代表取締役社長、ゼネラルパッカー株式会社取締役。
- 鶴田暁 - 環境テクノス株式会社の創業者、代表取締役会長。九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(K-RIP)副会長。
- 川西宣明 - コマツ産機株式会社代表取締役社長、一般社団法人日本鍛圧機械工業会の代表理事会長。
- 鍵崎正己 - 日東化工株式会社元代表取締役社長、現在は同社顧問。
- 益田譲司 - 九州三井アルミニウム工業株式会社取締役、神鋼ファブテック株式会社元代表取締役社長。
- 小笠原浩 - 安川電機代表取締役社長、日本ロボット工業会副会長。
- 馬場功淳 - 株式会社コロプラの創業者、代表取締役社長。
- 菅野昇孝 - 株式会社富士ピー・エスの代表取締役社長。
- 橋本和洋 - 株式会社長府製作所元代表取締役社長、現在は同社取締役顧問。
- 金本秀雄 - 川岸工業株式会社の代表取締役社長。
- 吉川昭彦 - 日野自動車株式会社取締役、日野モータースマニュファクチャリングタイランド株式会社代表取締役社長、株式会社澤藤電機の代表取締役社長。
- 石橋庸敏 - 株式会社ジュピターテレコム（J:COM）の元代表取締役会長、社長。
- 倉原直美 - 株式会社インフォステラの創業者、代表取締役CEO。
- 谷口正次 - 太平洋セメント株式会社元専務取締役、京都大学大学院元特任教授、国連大学ゼロエミッション・フォーラム産業界代表理事。
政界
- 真島省三 - 衆議院議員(日本共産党)、日本共産党福岡県委員会副委員長。中退。
- 小坪慎也 - 行橋市議会議員。
- 大塚進弘 - 直方市長。
スポーツ
- 田崎昌弘 - 元プロ野球選手（横浜ベイスターズ・西武ライオンズ）。
- 栗秋正寿 - 登山家、冬季アラスカ山脈登山の第一人者、冬季マッキンリー単独登頂(世界で4人目、史上最年少)、冬季フォレイカー単独登頂(世界初)、植村直己冒険賞受賞。
マスコミ
- 石川真澄 - ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部で政治学の非常勤講師を務めた。
- 首藤真吾 - 元ラジオDJ、テレビ宮崎の元アナウンサー。
- 中村政雄 - 電力中央研究所研究顧問、科学ジャーナリスト、元読売新聞論説委員。
芸術・芸能
- スペース佐藤 - 山口・福岡県を中心に活動するローカルタレント。中退。
- 桂よね吉 - 落語家。桂吉朝に入門。上方落語協会会員。
- 大高猛 - グラフィックデザイナー。浪速短期大学教授、大阪芸術大学教授、日本グラフィックデザイナー協会理事を務めた。
- 平山淳子 - 宮崎県で活動するローカルタレント。
- 智士 - 日本人史上２人目となるIJA世界大会個人総合部門ジャグリング世界王者。
- 長谷川哲也 - 漫画家。『週刊コミックバンチ』（新潮社）へ持ち込みした事がきっかけで、原哲夫のアシスタントを務める。歴史漫画『ナポレオン -覇道進撃-』、伝奇時代劇漫画『アイゼンファウスト 天保忍者伝』（原作：山田風太郎）を連載中。
その他
参考資料
外部リンク
- 九州工業大学 公式サイト
- 明専会（同窓会）