北九州市立大学
概観
1946年(昭和21年)7月に創立された小倉外事専門学校が前身である。前校名は北九州大学であったが、2005年(平成17年)4月1日、地方独立行政法人化し、新たに公立大学法人北九州市立大学となる。2016年(平成28年)に創立70周年を迎えた。本学は現在、外国語学部・経済学部・文学部・法学部・地域創生学群・国際環境工学部の5学部1学群を有している。 県庁所在地ではない市が設置する公立大学としては最も規模の大きな総合大学。 キャンパスは文系4学部1学群・7大学院研究科が北方キャンパス(北九州市小倉南区北方)、理系1学部・1大学院研究科がひびきのキャンパス(北九州市若松区ひびきの)に位置する。マネジメント研究科は、サテライトキャンパスをJR小倉駅北側のAIMビル内にも有す[1]。学生数は学部生6,181名、大学院生510名、教員数259名(2018年5月1日現在)。
建学の理念
当大学は、産業技術の蓄積、アジアとの交流の歴史及び環境問題への取組といった北九州地域の特性を活かし、豊かな未来に向けた開拓精神に溢れる人材の育成及び地域に立脚した高度で国際的な学術研究拠点の形成を図り、もって地域の産業、文化及び社会の発展並びに魅力の創出に寄与するとともに、アジアをはじめとする世界の人類及び社会の発展に貢献することを目的とする、としている。
学生活動
学生による自治活動が活発的で、24時間利用可能なサークル会館がある。同大の学友会は、学生自治組織「学友会中央執行委員会」を執行部に、体育会と文化会、大学祭実行委員会、応援団、選挙管理委員会から組織される。学生が入学時に納入する学友会費が主な歳入。支出の大半は、各サークル・学生団体の活動費と大学祭の費用。九州六大学野球連盟加盟校。
対外活動
- 北九州学術研究都市連携大学院
- 北九州市立大学、九州工業大学、早稲田大学が参加する連携大学院。北九州学術研究都市で行われている取組み。北九州市立大学を代表校とするカーエレクトロニクスコースと九州工業大学を代表校とするインテリジェントカー・ロボティクスコースがある。
- 北九州学術研究都市産学連携フェアへの参加
- 北九州学術研究都市で行われる産学連携フェアには参加し、出展している。北九州学術研究都市では、北九州市立大学国際環境工学部・大学院国際環境工学研究科、九州工業大学大学院生命体工学研究科、早稲田大学大学院情報生産システム研究科、九州歯科大学、産業医科大学、英国クランフィールド大学、理化学研究所脳科学総合研究センター、安川電機などが連携している。
- 4大学スクラム講座
- 地域連携による「ものづくり」継承支援人材育成協働プロジェクト
- 北九州市内の4大学(北九州市立大学、産業医科大学、九州工業大学、九州歯科大学)が、医療分野、福祉分野、工学・技術分野という専門性と特色を活かしつつ、学習内容を相互補完・拡充し、地域ニーズに応じた学際的職業人を育成。
- 北九州産業学術推進機構の大光量LED製品化に協力
- 北九州産業学術推進機構の産学連携組織「ひびきのLEDアプリケーション創出協議会」は、大光量照明用LEDを2014年中に製品化する。LED照明で課題の放熱は北九州市立大学が、電源は九州工業大学の研究チームがそれぞれを担当する。
- 大学コンソーシアム関門
- 北九州市内の4大学(北九州市立大学、西日本工業大学、九州国際大学、九州共立大学)と山口県下関市内(下関市立大学)の計5大学が参加している。関門地域の高等教育の充実及び発展を図り、地域社会への貢献を目的とした共同授業が開かれている。また、一般市民も参加できる市民公開講座を実施している。
- 北九州・下関まなびとぴあ(地(知)の拠点大学による地方創生推進事業)
- 北九州市立大学(代表)、九州栄養福祉大学、九州共立大学、九州工業大学、九州国際大学、九州歯科大学、九州女子大学、産業医科大学、西南女学院大学、西日本工業大学、下関市立大学、梅光学院大学、北九州工業高等専門学校の12大学・1高等専門学校が参加。学生の地域就職を目的とする。
大学公式キャラクター
「よむけん」という図書館サポーターを仕事にしたキャラクターがいる。