茨城大学
概観
1949年(昭和24年)5月31日国立学校設置法(昭和24年法律第150号)により、旧制の名門高校であった官立水戸高等学校を母体に茨城師範学校・茨城青年師範学校及び多賀工業専門学校を包括し、文理学部・教育学部・工学部の3学部からなる新制大学として発足。水戸キャンパスは、天皇皇后両陛下が慰霊のため行啓された、パラオ・ペリリュー島の守備隊であった陸軍歩兵第2連隊の駐屯地の跡地であり、平和祈念碑が残されている。前身校である徳川御三家、水戸藩の名門藩校、弘道館の開館は1857年で、160年もの長い歴史を有する。人文社会科学部・教育学部・理学部・工学部・農学部の5学部5研究科である(2018年時点)。2019年に、創立70周年を迎える。
茨城大学憲章
2009年5月30日に制定。基本理念として、真理を探究し、豊かな人間性、高い倫理性と社会性をもった人間の育成と「知」の創造、蓄積、体系化および継承に努める。多様な教育と高度な研究を展開し、世界の平和、人類の福祉並びに自然との共生に貢献するとし、社会の変化に対応できるよう自己変革を行うことを掲げている。
評価
実力本位の国立大学といえる。当大学の評価・ランキング等は以下の通りである。総じて国立大学86校中では上位に位置しており、地方国立大学としては屈指の存在である。また、日本の大学全体でもトップ10に入るランキング等もあり、高い評価が目立つ。公務員や有力企業(日立製作所等)への就職に強い。産業立地全国1位、農業生産全国2位、県民所得全国5位の、豊かな茨城県の発展に大きく貢献している。県外からの学生も多い。
- 2007年ノーベル平和賞を受賞した国際気候変動パネル(IPCC)において、学長の三村信男教授は主要メンバーとして貢献したとして、学内のStudent Centerにはその功績をたたえるノーベル賞の賞状が飾られていている(IPCC第5次報告書(AR5)WG2 第15章(適応計画および実施) CLA(座長代理))。
- サステナビリティ・サイエンス・コンソーシアムにおいて、サステイナビリティ学共同教育プログラムを推進している。当プログラムには当大学のほか、東京大学、大阪大学、北海道大学、国立環境研究所、東北大学、早稲田大学、国際連合大学等参加しており、高い評価を受けている。
- 公務員の採用数が多い。なかでも教員採用数では全国有数であり、国立大学ではトップ10に入っている。中学の教員採用数では全国6位(国立大学4位/86大学)(「大学ランキング2018」朝日新聞社)、総合採用数でも13位(国立大学で10位/86大学、小・中高・特殊学級の合計。)(「就職四季報プラスワン、東洋経済オンライン」)と秀でている。
対外関係
国内大学との協定
- 大学eラーニング協議会
- 放送大学学園と単位互換協定を結んでおり、放送大学で取得した単位を卒業に要する単位として認定することができるなど多様な学習の機会が提供されている。
関連項目
大学公式キャラクター
イバダイガーという名前である。暴力ではなく、言論の力で敵を倒す。武器はオハナシシマソード。必殺技は理論武装。 悪の組織ヤバイバーの魔の手から茨城大学を守るため日夜ヒーロー活動中であり、かなりアクティブなキャラクターである。戦隊シリーズキャラ[1]。