「中山グランドジャンプ」の版間の差分

提供: Wikiducca
移動: 案内検索
行109: 行109:
 
|-
 
|-
 
|style="text-align:center"|第22回||[[2020年]]4月18日||オジュウチョウサン||牡9||5:02.9||石神深一||和田正一郎||(株)チョウサン
 
|style="text-align:center"|第22回||[[2020年]]4月18日||オジュウチョウサン||牡9||5:02.9||石神深一||和田正一郎||(株)チョウサン
 +
|-
 +
|style="text-align:center"|第23回||[[2021年]]4月17日||[[メイショウダッサイ]]||牡8||4:50.1||[[森一馬 (競馬)|森一馬]]||[[飯田祐史]]||[[松本好雄]]
 
|}
 
|}
  

2021年4月17日 (土) 21:52時点における版

中山グランドジャンプ
300px
第11回中山グランドジャンプ
優勝馬:スプリングゲント(左・13番)
開催国 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 中山競馬場
創設 1999年4月11日
距離 障害芝4250m[1]
格付け J・GI[1]
賞金 1着賞金6500万円[1]
出走条件 サラ系障害4歳以上(国際)
負担重量 定量(4歳62kg、5歳以上63kg、牝馬2kg減)
テンプレートを表示

中山グランドジャンプ(なかやまグランドジャンプ)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬重賞レースJ・GI)である。競馬番組表での名称は「農林水産省賞典 中山グランドジャンプ(のうりんすいさんしょうしょうてん なかやまグランドジャンプ)」と表記される[1]

正賞は農林水産大臣賞、日本馬主協会連合会会長賞[1]

概要

ファイル:The 16th Nakayama grand jump-1 20140419.JPG
中山グランドジャンプの優勝レイ(2014年)

当時の中山競馬倶楽部理事長であった肥田金一郎が、東京優駿(日本ダービー)に匹敵する中山競馬場の名物レースを開催する目的で1934年12月に「大障害特別」を創設、これが本レースの前身である[2]。第2回から春・秋の年2回施行となった[2]

その後、度重なる名称変更を経て1948年秋より「中山大障害」の名称で定着していた[2]が、1999年に障害レース改革の一環としてグレード制が導入された際、中山大障害(春)がリニューアル[2]され現名称となり、あわせて最高峰のJ・GIに格付けされた[2]。第1回の距離は中山大障害と同じ芝4100mだったが、第3回より芝4250mに変更され、現在に至る[3]

2000年から2010年までは国際招待レースであったが、2011年より国際レースへ変更[2]され、JRAによる招待および費用の負担は廃止された。

レース条件

以下の内容は、2015年現在[1]のもの。

  • 出走資格:サラ系障害4歳以上(出走可能頭数:最大16頭)
    • JRA所属馬
    • 外国調教馬(8頭まで、優先出走)
  • 負担重量:定量(4歳62kg、5歳以上63kg、牝馬2kg減)
    • 第1回は4歳61kg・5歳以上62kg・牝馬2kg減、第2回は4歳62kg・5歳以上63kg・牝馬2kg減、第13回は3歳61.5kg・4歳以上63.5kg・牝馬2kg減だった[2]

外国馬を除く出馬投票を行った馬から「通算の収得賞金」+「過去1年の収得賞金」+「過去2年のJ・GI競走の収得賞金」の大きい順に出走馬を決定する。

賞金

2015年の1着賞金は6500万円で、以下2着2600万円、3着1600万円、4着980万円、5着650万円[1]

コース

中山競馬場の障害コース・襷コース(大障害コース)を周回し、直線は芝コースを使用。全体の距離は4250m。

第3コーナー付近からスタートし、まず順回りで4分の3周。向正面から年に2回しか使われない大障害コースに入り、大竹柵を飛越して逆回りに変わる。第4コーナーから第3コーナーを通って再び大障害コースに入り、大生垣を飛越。再び順回りに戻り、第2コーナーを過ぎた向正面から中山大障害と異なり、芝外回りコースに進入。第3コーナーにかけての2つと最後の直線に1つ設けられた障害を飛越してゴールする。

大障害

中山競馬場の襷コースは「大障害コース」とも呼ばれ、大竹柵と大生垣の障害が設けられている。大障害コースは本レースと中山大障害の時のみ使用され、他の障害に比べ幅・高さともに大きい。

大竹柵

スタートから5番目に飛越する障害。高さ160cm・幅205cm・竹柵部分の高さ140cm[4]

大生垣

スタートから7番目に飛越する障害。高さ160cm・幅240cm・生垣の高さ140cm[4]。前面土塁部分に赤レンガのデザインが施されている。

歴史

  • 1999年 - 5歳以上の馬による障害の重賞(J・GI)として創設[2]
  • 2000年 - 国際招待レースとなり、外国調教馬が8頭まで出走可能となる[2]
  • 2001年
    • 馬齢表記を国際基準へ変更したことに伴い、出走条件を「4歳以上」に変更。
    • 施行距離を障害芝4250mに変更(2011年のみ障害芝4260m)[2]
  • 2011年 - 出走条件を国際レースに変更[2]

歴代優勝馬

回数 施行日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1999年4月11日 メジロファラオ 牡6 4:56.2 大江原隆 大久保洋吉 メジロ商事(株)
第2回 2000年4月15日 ゴーカイ 牡7 4:43.1 横山義行 郷原洋行 吉橋計
第3回 2001年4月14日 ゴーカイ 牡8 4:52.3 横山義行 郷原洋行 吉橋計
第4回 2002年4月13日 セントスティーヴン 騸8 4:50.9 C・ソーントン J.ウィーラー J.ウィーラー
第5回 2003年4月19日 ビッグテースト 牡5 4:48.9 常石勝義 中尾正 (有)ビッグ
第6回 2004年4月17日 ブランディス 騸7 4:47.0 大江原隆 藤原辰雄 (有)サンデーレーシング
第7回 2005年4月16日 カラジ 騸10 4:50.4 B・スコット E.マスグローヴ P.モーガン
第8回 2006年4月15日 カラジ 騸11 4:50.8 B・スコット E.マスグローヴ P.モーガン
第9回 2007年4月14日 カラジ 騸12 4:50.4 B・スコット E.マスグローヴ P.モーガン
第10回 2008年4月19日 マルカラスカル 牡6 4:57.7 西谷誠 増本豊 河長産業(株)
第11回 2009年4月18日 スプリングゲント 牡9 4:49.1 白浜雄造 野村彰彦 加藤春夫
第12回 2010年4月17日 メルシーモンサン 牡5 5:03.5 高野容輔 武宏平 永井康郎
第13回 2011年7月2日 マイネルネオス 牡8 4:51.6 柴田大知 稲葉隆一 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第14回 2012年4月14日 マジェスティバイオ 牡5 5:02.9 柴田大知 田中剛 バイオ
第15回 2013年4月13日 ブラックステアマウンテン 騸8 4:50.5 R.ウォルシュ W.マリンズ S.リッチー
第16回 2014年4月19日 アポロマーベリック 牡5 4:50.7 五十嵐雄祐 堀井雅広 アポロサラブレッドクラブ
第17回 2015年4月18日 アップトゥデイト 牡5 4:46.6 林満明 佐々木晶三 今西和雄
第18回 2016年4月16日 オジュウチョウサン 牡5 4:49.4 石神深一 和田正一郎 (株)チョウサン
第19回 2017年4月15日 オジュウチョウサン 牡6 4:50.8 石神深一 和田正一郎 (株)チョウサン
第20回 2018年4月14日 オジュウチョウサン 牡7 4:43.0 石神深一 和田正一郎 (株)チョウサン
第21回 2019年4月13日 オジュウチョウサン 牡8 4:47.6 石神深一 和田正一郎 (株)チョウサン
第22回 2020年4月18日 オジュウチョウサン 牡9 5:02.9 石神深一 和田正一郎 (株)チョウサン
第23回 2021年4月17日 メイショウダッサイ 牡8 4:50.1 森一馬 飯田祐史 松本好雄

脚注・出典

注釈

出典

  1. a b c d e f g 平成27年第3回中山競馬番組PDF - 日本中央競馬会、2015年3月13日閲覧
  2. a b c d e f g h i j k 今週の注目レース(第17回中山グランドジャンプ:プレイバック) - 日本中央競馬会、2015年4月14日閲覧
  3. ^2015年度第3回中山競馬特別レース名解説(第7日)PDF - 日本中央競馬会、2015年3月13日閲覧
  4. a b 中山競馬場(コース紹介) - 日本中央競馬会、2014年11月25日閲覧

外部リンク