ピクシブ百科事典

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ピクシブ百科事典とは、pixivのサービスに付属するWiki形式の百科事典サービスである。運営は2020年3月よりpixivとなっている( それ以前は ピクシブ百科事典製作委員会であった )。 なお、このサイトは元はpixpedia( ピクペディア )と呼ばれていた。

成立と歴史

このサイトは2009年にpixpediaβ版としてサービスが開始された。 このころまでは記事用のアイコンはpixpedia上でユーザーが作成したものを利用し、さらにpixivのタグとして使用されている項目以外の記事は作成することができなかった。 また、現在のコメント欄に当たる「掲示板」では書き込みの削除が可能となっていた。

2010年には名称を現在のピクシブ百科事典に改めている。 この際、pixivのタグとして使用されていない項目の新規作成も可能となっている。 さらに、2011年に大幅なアップデートを行ったものの、この時、それまで存在していたpixpedia独自の「自作アイコン」が廃止され、現在の「pixivの画像を利用する」形式となった。また、コメント欄が現在の形となり、なぜか削除されていた投稿も復活していた。 さらに細かな改良、例えば一時期できなくなっていた動画の貼り付け、検索結果の修正などが行われ、現在に至る。

特色

このサイトはpixivのアカウントを所有するものであれば基本的に誰でも記事の新規作成および編集が可能となっている。 ユーザーの権限としては「管理者」、「ユーザー」、「退会したユーザー」、「アカウント停止されたユーザー」が存在するようである。 また、目的としては「pixivのタグについて、記事を作成できるサービス」となっている。 ちなみに、英語版が存在している。 ユーザーから見るにほかの言語版、例えば中国語とかいろいろ作成すればいいのに。

ただし、ほかのWikiを用いた百科事典サイトと異なり、表記でできることが少ない、また表やリストの書式にバグとしか思えない仕様が存在するといわれる。 ただし書式が少ないという点に関しては他のこの種のサイトよりも読みやすい場合が存在する。

問題点

問題点として、いくつかの点があげられる。

システム上の仕様

システム上の仕様としては以下の問題が指摘されている。

  • 編集中にページが白紙化される場合が存在する
    • ブラウザのセッションの問題らしく、これは防ぎようがないため、テキストで編集内容を保存しておくことが推奨される
    • このの問題のほかに「(何らかの事情により)強制ログアウト」による編集内容喪失も存在する
  • コメント欄が目立たないところに存在する
    • また退会者のコメントは表示されないがアカウント停止されたユーザーのコメントは表示される。
      • そのためコメント欄を爆撃された場合可読性が失われる
    • さらにコメントの新着表示などのシステムが存在しないこともありほぼ機能していない
  • 記事の検索システムが微妙
    • 以前の形式では「本文のみを検索」していたらしく、「そのものずばり」のものよりも別の項目が優先されていた
  • 記事の履歴に特殊な仕様が存在する
    • 履歴はブラウザ版だと最大40しか表示しない
      • そのため大量書き込みによる履歴流しが行われる場合が存在する
      • ただし以前の版番号がわかればそこから差分は取得可能
    • 差分取得の際文頭文末に半角空白が挿入される
    • 差分の表示がおかしい場合が存在する、特に細微な修正の再発生する
    • あまりに内容が多いと差分が取得できない場合が存在する
  • ユーザーページの一覧が20程度しか閲覧できない
    • 編集したページは20までしかバックアップは存在しない一方、作成したページはバックアップがそれ以上存在する
  • pixivとアカウントを共有されている

運営上の問題

また運営元であるとされる ピクシブ百科事典製作委員会、現在のpixivが、運営として活動している様子がほとんど見られず、さらに、この種のサイトでは必須ともいえる記事作成のガイドライン自治活動を行うための話し合いの場がピクシブ百科事典の公式上にほぼ存在しないことがあげられる。 また、運営の活動もいくつか問題があり、以下のような問題ある行動を起こした。

  • 記事アイコンの廃止の際ユーザーへの報告や保管等を行わずにすべて破棄する
  • ピクシブ百科事典のバグのような挙動や仕様はほぼ放置
    • 仕様変更や重要な対処など報告は本来ならばなされるはずであるがそれをほぼ行わない
  • サイトの監視はほぼしていない疑惑があり、編集合戦や目的外利用に関しても報告されるまで対処しない
    • 規約違反等を犯しているアカウントへの処分が遅い、あるいは取られていない
    • 一応IP規制も可能であるが、通常の荒らし行為では用いられない
    • 一部記事を整理したがよいが、pixivで使用しない誹謗中傷関連の記事だけではなくおそらくは編集保護された記事を一律削除したため本来消す必要がない記事まで削除される
    • その割には自らに不利になるような記事への対処は早い模様
    • 編集保護がかかる場合があるが、たいていの場合荒らしの勝利する形式で保護される
  • 運営の自作自演疑惑が存在していた
    • 都合の悪い記事を公式以外のアカウントで編集するなどの行為をさす
    • 運営のやらかしを「Nopage」状態で隠ぺいしていた( 「うまびいらこん」など )
    • 本来運営用アカウントで行うべき編集を別の公式アカウントで行う( ビビッドアーミー、これは「運営元から苦情が来たことを隠ぺいする目的」と「単純にアカウントの切り替えを忘れていた」という考えが存在する )

結果

上記の問題点により荒らし、特に利用規約で禁止されている他のユーザーや第三者、あるいは作品に対する誹謗中傷、公式や他社が認められない内容の記述、商用の宣伝行為、無断転載など発生しやすく、またそれらの行為の被害にあった記事や不完全な記事等、あるいはユーザーの自作自演により作成された記事等に対する削除等を過剰に行う自治厨の存在、ユーザー間による編集合戦などが問題となる。

アカウント管理の問題

また、かつて管理と運営が別、すなわちアカウントを管理しているpixivと、サイトを管理していることになっていたピクシブ百科事典製作委員会が別の団体であるため、荒らしに対する有効な対処が取りづらい状況が発生していた。

また現状においても荒らしに対する対策がおざなりとなっているとしか思えない点があり、例えば複数アカウントを作成し同様の行為を繰り返すユーザーに対しIP単位等でのアカウントの作成制限等をほとんど行わない( 確認できるだけで1点だけであり、また規制が発生したと思われるのがほかに1点である )、荒れやすい記事に対する保護が手遅れとなった時点に行われ、保護された場合ほとんどは白紙化状態となり、その後編集不能となるにもかかわらず解除しないなど、荒らしが活動しやすく、さらに再発もしやすい状況となっている。

運営自体の問題

また、運営自体が問題のある行動を行っていた疑惑運営が自らに都合の悪い項目を隠蔽している運営自体が身元を隠して記事を編集していたなどの疑惑が存在している。 さらに、近年においては荒らしにより「記事の保護が破られる」という、wiki形式の百科事典サイトにはあってはならない行為が発覚した。執筆者は検証はしていないが、編集の状況より、記事の新規作成を使用したものと思われる。 2020年には「記事内容の削除」( 実際には記事の履歴および内容の不可視化 )を行ったが、その事実を明らかにしていなかったり、本来必要な記事を削除するという暴挙( 具体的には「chakuwiki」や「編集合戦」など )に出ている。

警告

このページにはピクシブ百科事典のユーザーのニックネームやアカウント情報を記述しないでください。そのようなことをやりたい場合は、pixivの悪質ユーザーをご利用ください。ただし、これらはwikiduccaの利用規約およびローカルルールは存在しますのでその点はご注意を。

外部リンク

ピクシブ百科事典 上記サイトより:ヘルプnopage教授というユーザー片桐孝憲の履歴「ビビッドアーミー」の編集履歴 「ビビッドアーミー」の編集の内容 pixiv Encyclopedia

ニコニコ大百科:同項目pixiv問題