pixiv
pixivはSNSの一種。または、pixiv等のサイトを運営している会社。
目次
会社
この会社は2005年に「ウェブッテネット株式会社」として( 2017年DMM.com代表取締役である片桐孝憲ほか数名により設立された。その後、「クルーク株式会社」、そして「株式会社ピクシブ」等と名称を変更している。
ウェブッテネット
設立当初はこの名称であったとされる。WEB2.0を中心と したシステム開発、ウェブサービス事業を展開していたとされるが、詳細は不明である。 ちなみに社歌が存在したことで有名であったが、どうも黒歴史としたらしく、それは現状では公式においては公開されていない。ただしWeb上では無断転載されているため、視聴することは可能。
クルーク
さすがに当初の会社の名称は恥ずかしかったのか、それともメインのサービスであった「ブログよりカンタンにウェブページを生成できる無料サービス」の名称に合わせたのか、2006年に会社の名称を「クルーク株式会社」へと変更している。 このころの主な業務は自社サーバを用いたWebサイトの構築、特にアダルト関連の業務が主であったとされる。 ちなみにこの会社のサーバーに関しては、ラックの上に部品を組み立てたままという豪快な仕様であったとされる。
ピクシブ
そしてあるきっかけから引き受けたサービスである当サービスが大当たりしたため、それまで行っていたサービスの見直しを行い、さらに2008年11月には会社の名称を合わせて現名称に変更。 当初、自社運営であったサーバもデータセンターにも構築する( 当然今までの豪快な仕様のサーバの持ち込みを検討したものの、拒絶されたといわれる )ということになった。 2016年末には社長であった創業者が免職されたが、その後大人の事情により2回社長が変わった。
主として運営するサービス
クルークの時点でのサービスは不明な点が多い。 pixiv関連のサービスとしては以下のとおりである。
ピクシブ百科事典 タグに関して解説する百科事典サイト。
pixiv Sketch お絵描きを中心にしたコミュニケーションツール、2016年開始、drawtwitの後継。
pixivコミック 2012年開始。電子書籍のコミックを読むことができる。
pixivノベル 2015年開始。
BOOTH 2016年開始。同人誌や電子書籍あるいは各種グッズを販売できる。関連するサービスとして作品からグッズ等を作成できるpixivFACTORYなども存在する
pixivFANBOX 開始時期不明。
過去のサービス
drawr 2008年より提供開始。お絵描き掲示板のようなFlash製の描画ツールで落書きしてコミュニケートするWebアプリケーション、2019年12月終了。
drawtwit 2009年開始、元はサーバダウン用のおもちゃ。落書きをtwitterに投稿可能にするサービス、2015年9月終了。
pixivモバイル 携帯電話用サービス。ガラケー向けは2015年提供終了。
pixivゲーム ガラケー向けは2010年公開、2015年にpixivモバイルと同時に公開終了、なおスマートフォン版は2014年開始、2018年終了。
pixivブログ 2009年から2012年まで存在。
p.tl 短縮URLサービス、2017年9月29日に終了。
Cure コスプレSNS。元は個人サイト。2004年にライブドアが買収、2012年にはライブドアの買収によりNHN Japanに引き継がれるも、2013年にピクシブにサービス譲渡され、子会社が経営、2016年サービス終了。
WorldCosplay Cureの国際版として2012年に開設、Cureと同じ道をたどるが、2016年にCureとサービス統合。2017年にはピクシブ子会社( ちなみに社長は片桐孝憲 )の手からKamcord Japan株式会社の関連になった模様である。
pawoo Mastodonのインスタンス、2019年12月をもって無関係と思われる会社に譲渡。
pixiv PAY いわゆるモバイル決済サービス、2020年12月1日サービス終了。
参照
WeybackMachine:webtte.net、Crooc(サービス)Crooc(会社)
【トレビアン企業探訪】『pixiv』を運営するクルークに突っ込みインタビュー
サイト
この会社の運営するSNSは、当初この会社のサービスではなく、一個人である「馬骨」氏により設計され、2007年9月に開始された個人で運営する予定であったサイトである。 また、当初ふたば☆ちゃんねるで宣伝を行っていたため、そこのユーザーが多かったとされる。 ところが、すぐさまユーザーの増加等により個人の手に負えなくなり、10月にはクルーク株式会社にサービスの運営を投げた。 この会社はそれまでの経営の知識を動員し、サーバを構築、まともに利用可能なサービスとして構築する。 しかし、この運営には様々な問題が存在した。例えばセキュリティがガバガバだったり、運営が恣意的な削除やアカウント停止を行った、あるいは変更がユーザーに全く受け入れられない、などの問題が発生したとされる。 また、複数アカウント対策があまり上手ではないためいろいろと問題が発生しているといわれている。