東京芸術大学

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東京芸術大学(とうきょうげいじゅつだいがく、英語: Tokyo University of the Arts)は、東京都台東区上野公園12番8号に本部を置く日本の国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は芸大(げいだい)、東京芸大藝大東京藝大TUA

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概観

前身は官立の旧制専門学校「東京美術学校」と「東京音楽学校」であり、日本で最も歴史ある芸術分野の最高学府である。1949年(昭和24年)5月、国立学校設置法(昭和24年法律第150号)の公布施行に伴い、「東京美術学校」と「東京音楽学校」が統合され、新制「東京芸術大学」(東京藝術大学とも表記)として設立された。 2004年(平成16年)4月1日に国立大学法人法の制定および国立学校設置法の廃止により、これまで国の機関の一部であった大学は法人格を取得して「国立大学法人東京芸術大学」となり、同時に東京芸術大学を設置。日本国内では現在に至るまで一般的に「芸大」の呼称で社会的に認知され、通用している。
実技の科の試験にあっては実技試験を最も重視する。受験者倍率は、科により毎年数十倍に達する。
これまでに国内外で活躍する芸術家、演奏家、作曲家、研究者、教育者を数多く輩出している。 美術学部(絵画科、デザイン科、彫刻科、工芸科、建築科、先端芸術表現科、芸術学科)と、音楽学部(作曲科、指揮科、声楽科、器楽科、邦楽科、楽理科、音楽環境創造科)の2学部14学科から成り、大学院に美術研究科、音楽研究科、映像研究科が置かれている。
従来は「美術」と「音楽」の二学部のみであったが、映像芸術(映画・アニメーション)・舞台芸術(演劇・舞踊)までを包括した総合芸術大学への改革を進めている。2005年4月より大学院に映像研究科が設置された。

使命と目標

以下の3つを掲げている。

  • 世界最高水準の芸術教育を行い、高い専門性と豊かな人間性を有した芸術家、芸術分野の教育者・研究者を養成する。
  • 国内外の芸術教育研究機関や他分野との交流等を行いながら、伝統文化の継承と新しい芸術表現の創造を推進する。
  • 心豊かな活力ある社会の形成にとって芸術のもつ重要性への理解を促す活動や、市民が芸術に親しむ機会の創出に努め、芸術をもって社会に貢献する。

主な研究室

油画技法材料研究室

編集美術学部(絵画専攻)に属し、絵画の材料と技術の側面から、実技・講義・演習を通して油画の定義、成立と発展についての教育や研究を行う。ゼミの内容は学生の制作および発表、フラ・アンジェリコなどの模写実習によるテンペラ画の考察、支持体、地塗り、絵具の自家製法、写真、デジタル撮影など。2008年現在、佐藤一郎が指導しており、佐藤の訳書『マックス・デルナー:絵画技術体系』の講読・実習を行っている。 明治期の油画の材料・絵画技術の実態を知るために、大学資料館に所蔵される全作品を調査し出版、また明治後期、西洋画科が設立された当時の教官と学生作品について油画保存修復研究室(1994年設立)との共同調査も出版されている。

大学公式キャラクター

カズキチャマという学長キャラクターが存在する。当大学の澤和樹第10代目学長がモデルである。

関連項目

出典

公式サイト