和歌山大学
概観
当大学は、教育学部・経済学部・システム工学部・観光学部の4学部と4研究科から成る。
1922年(大正11年)設立の官立和歌山高等商業学校および紀州藩の藩校「学習館」の流れをくむ官立和歌山師範学校を源流とし、戦前より多くの経済人および教員を送り出している大学である。1995年(平成7年)にシステム工学部、2008年(平成20年)に観光学部が設置され、幅広い人材の教育を担う大学へと発展している。特に観光学部は国立大学法人として初めて設置された。
教育・研究
長期的な視野に立ち「和歌山大学21世紀グランドデザイン」を定めている。基本目標は、『ー個性輝く存在感のある学問の府を目指してー』。自主・自律の精神で、個性的な教育研究を推進し、大胆かつ着実な成果をあげることによって、社会から高い信頼と評価を得ることのできる学問の府を志向する、としている。
学生生活
特色豊かな4学部が同じキャンパスに同居しているため、学部の壁を越えた交流が盛んで、多様な価値観に触れることができる。 通学に関しては、2012年の和歌山大学前駅開業に伴い、特に大阪方面からの利便性が向上した。なお自動車通学は幾つかの条件が揃った3回生以上についてのみ許可される。2014年3月にはイオンモール和歌山が和歌山大学前駅直結で開業した。
課外活動
有意義な大学生活を送るための課外活動も盛んであり、大学の承認を受けた学生団体によって自発的に活動している。学生団体は、文化系クラブが所属する文化部連合会、体育系クラブが所属する体育会、サークル、その他の4つに分類され、多くの団体が存在する。学生自主創造科学センター(クリエ)の設備、指導者、資金などを活用した理工系の活動も目立つ。
大学祭
大学祭は「和大祭」(わだいさい)と呼ばれ、7月の「なつまつり」に始まり、10月には「こどもまつり」、11月に「和大祭・本祭」が開催されている。
大学関係者と組織
同窓会
- 教育学部および旧制和歌山師範学校卒業生 - 紀学同窓会
- 経済学部および旧制和歌山高等商業学校卒業生 - 柑芦会(こうろかい)
- システム工学部卒業生 - システム工学部同窓会
- 観光学部卒業生 - 飛耀会(ひようかい)
関連項目
大学公式キャラクター
わだにゃんという名前。みかんをかぶった、ねこをモチーフにしたキャラクターである。ちなみに頭のみかんは無果汁。キメ台詞は『落ちつくわ〜』である[1]。