「FM補完中継局」の版間の差分

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== 補完中継局一覧(周波数使用計画を含む) ==
 
== 補完中継局一覧(周波数使用計画を含む) ==
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2016年2月20日 (土) 20:02時点における版

FM補完中継局とは、中波放送(AMラジオ放送)の放送区域において超短波放送(FMラジオ放送)用の周波数を用いて中波放送の補完的な放送を行う中継局のこと。

前史

中波放送のFM補完放送は、朝鮮半島中国大陸からの大出力局の混信を受けやすいという理由で、1990年7月に放送用周波数使用計画(現・基幹放送用周波数使用計画)に中波放送の外国波による混信対策が加わってからで、北日本放送新川FM中継局が同年9月26日に最初に運用を開始した。NHKでは1991年11月3日NHK沖縄放送局西表島竹富町祖納(そない)にNHKラジオ第1放送初となるFM中継局を開設したのが始まりとされている。

それから1か月後の同年12月から、北日本放送黒部市新川に開設した外国局混信対策用FM中継局(80.1MHz)が民間放送の第1号である。それ以前からもKNBラジオは、テレビ(当時アナログ。富山1ch)の副音声を使い、夜間の放送で音声多重放送を行っていない時間帯にテレビの音声をそのまま流す試みを行ったが、ステレオ放送2か国語放送解説放送など、副音声の領域を使っている時間はサイマル放送ができない技術的デメリットが生じていたため、全部を流すことができなかった。

その後も21世紀初頭にかけて、沖縄県ではラジオ沖縄2001年4月1日)、琉球放送(2001年4月1日、2004年4月1日)、更にNHK沖縄放送局(2003年10月24日2007年4月1日)も離島の混信対策のためにFM中継局を開局している。

概要

2013年7月、総務省の「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」が中間とりまとめを公表し、その中で、AMラジオ放送によるFM波の利用促進(難聴対策、災害対策)、V-Low帯域の新たな活用(AMラジオ事業者等による難聴対策等としてのFM波利用)などを骨子とする、災害対策・難聴対策としての送信ネットワークの強靭化が提言された。これを踏まえ、総務省は同年9月、「V-Lowマルチメディア放送及び放送ネットワークの強靭化に係る周波数の割当て・制度整備に関する基本的方針」を作成・公表し、この基本方針に基づき、総務省は2014年1月、「AMラジオ放送を補完するFM中継局に関する制度整備の基本的方針」を作成・公表した。

これらの基本方針により、FM補完中継局の開設目的は「都市型難聴対策」・「外国波混信対策」・「地理的・地形的難聴対策」・「災害対策」と定められた。また、AMラジオ放送の「親局」を補完する「(親局の主たる)補完中継局」と「中継局」を補完する「その他の補完中継局」に分けられ、基幹放送事業者の放送(民放AMラジオ放送)の親局に対応する「補完中継局」については放送対象地域ごとに1つの周波数が確保され(「基幹放送用周波数使用計画」において公示)、中継局に対応する「その他の補完中継局」については目的ごとに使用周波数帯域が割り当てられている。

  • 「その他の補完中継局」の使用周波数帯域
    • 都市型難聴対策:90.1MHzから94.9MHzまで
    • 外国波混信対策:76.1MHzから94.9MHzまで
    • 地理的・地形的難聴対策:76.1MHzから94.9MHzまで
    • 災害対策:90.1MHzから94.9MHzまで(ただし、当該周波数を割り当てることができず、災害対策のために真に必要な場合に限り76.1MHzから90.0MHzまで)

FM補完中継局については、原理的にはFM放送が受信できるラジオで聴取できるが、周波数に90.1MHzから94.9MHzが割り当てられているため、日本向けの90MHzまでしか受信できないFMラジオでは聴取できない(ただし、周波数が90MHzをわずかに超える程度の場合は、PLLシンセサイザではないアナログチューニングのラジオであれば、受信周波数範囲のマージンで受信できる可能性が高い)。対応ラジオについては、今後の増加が見込まれている。

なお、90MHzから108MHzが受信可能なもの(日本国外<特に欧米>のFMバンド対応や、過去にアナログテレビの1chから3chの音声が受信できるものとして発売されていた)では聴取が可能である。

沿革

補完中継局一覧(周波数使用計画を含む)

〜90.0MHz

周波数
MHz
送信場所 中波放送
の放送
対象地域
中波放送
の親局の
送信場所
放送局名・
系統名等
目的 備考
76.7
山田 岩手県 盛岡 IBC岩手放送 災害 臨時局を経て本放送移行
77.0
与論 鹿児島県 鹿児島 NHK鹿児島第1 地理的・地形的難聴 -
77.8
東金山 福島県 福島 ラジオ福島
78.3
奄美住用 鹿児島県 鹿児島 NHK鹿児島第1 外国波混信
78.8
与論 NHK鹿児島第2 地理的・地形的難聴
79.4
隠岐 島根県 出雲 NHK松江第1 外国波混信
蒲江 大分県 大分 NHK大分第1 地理的・地形的難聴
79.5
与那国 沖縄県 那覇 ラジオ沖縄 外国波混信
79.6
南大東
80.1
新川 富山県 富山 北日本放送
砺波
名護 沖縄県 那覇 ラジオ沖縄
80.3
岩泉小本 岩手県 盛岡 IBC岩手放送 -
喜界 鹿児島県 鹿児島 NHK鹿児島第1 外国波混信
与那国 沖縄県 那覇 NHK沖縄第2
81.3
奄美宇検 鹿児島県 鹿児島 NHK鹿児島第1
81.4
南大東 沖縄県 那覇 琉球放送
81.5
祖納 ラジオ沖縄
東成瀬 秋田県 秋田 NHK秋田第1 地理的・地形的難聴
82.2
多良間 沖縄県 那覇 琉球放送 外国波混信
82.6
父島 東京都 東京 NHK東京第1
母島
名護 沖縄県 那覇 琉球放送
82.7
伊良部
83.1
祖納 NHK沖縄第2
83.4
奄美大和 鹿児島県 鹿児島 NHK鹿児島第1
83.5
与那国 沖縄県 那覇 NHK沖縄第1
南大東
83.6
多良間 ラジオ沖縄
83.9
祖納 琉球放送
84.1
伊良部 ラジオ沖縄
84.6
父島 東京都 東京 NHK東京第2
母島
84.7
与那国 沖縄県 那覇 ラジオ沖縄
85.2
祖納 NHK沖縄第1
85.5
一関 岩手県 盛岡 IBC岩手放送 地理的・地形的難聴
85.6
小千谷 新潟県 新潟 NHK新潟第1 災害 臨時局(廃止)
86.3
国頭 沖縄県 那覇 ラジオ沖縄 外国波混信 -
86.4
美祢 山口県 周南 山口放送 外国波混信
地理的・地形的難聴
長門 外国波混信
86.8
福井国見 福井県 福井 NHK福井第1
87.5
赤名 島根県 出雲 NHK松江第1 地理的・地形的難聴
87.8
石垣 沖縄県 那覇 ラジオ沖縄 外国波混信
88.0
頓原 島根県 出雲 NHK松江第1 地理的・地形的難聴
88.1
日立 茨城県 水戸 茨城放送
88.3
福井川西 福井県 福井 NHK福井第1 外国波混信
88.8
国頭 沖縄県 那覇 琉球放送
89.0
石垣
89.2
来島 島根県 出雲 NHK松江第1 地理的・地形的難聴
89.5
越廼 福井県 福井 NHK福井第1 外国波混信
89.9
東蒲江 大分県 大分 NHK大分第1 地理的・地形的難聴

90.1MHz〜

周波数
(MHz)
送信場所 中波放送
の放送
対象地域
中波放送
の親局の
送信場所
放送局名・
系統名等
目的 備考
90.1
秋田 秋田県 秋田 秋田放送 災害 -
90.2
富山 富山県 富山 北日本放送
福岡(九千部山) 福岡県 福岡 九州朝日放送 都市型難聴
災害
90.3
高松 香川県 高松 西日本放送 - -
90.4
札幌 北海道 札幌 北海道放送STVラジオ - -
岐阜 岐阜県 岐阜 岐阜放送 - -
宮崎 宮崎県 宮崎 宮崎放送 都市型難聴
災害
-
90.5
東京(墨田) 関東広域圏 東京 TBSラジオ
90.6
大阪(生駒山) 近畿広域圏 大阪 毎日放送 都市型難聴
盛岡 岩手県 盛岡 IBC岩手放送 - -
90.7
佐伯 大分県 大分 NHK大分第1 地理的・地形的難聴 -
90.8
福島 福島県 福島 ラジオ福島 - -
高知 高知県 高知 高知放送 - -
90.9
甲府 山梨県 甲府 山梨放送 - -
91.0
福岡(九千部山) 福岡県 福岡 RKB毎日放送 都市型難聴
災害
-
91.1
神戸 兵庫県 神戸 ラジオ関西 - -
91.2
川之江 愛媛県 松山 南海放送 地理的・地形的難聴 -
八幡浜 災害
91.4
岡山 岡山県 岡山 山陽放送 - -
熊本 熊本県 熊本 熊本放送 都市型難聴 -
91.5
札幌 北海道 札幌 北海道放送、STVラジオ - -
北九州 福岡県 福岡 RKB毎日放送 都市型難聴
災害
-
那覇 沖縄県 那覇 琉球放送、ラジオ沖縄 - -
91.6
東京(墨田) 関東広域圏 東京 文化放送 都市型難聴
災害
-
田辺 和歌山県 和歌山 和歌山放送 地理的・地形的難聴
91.7
青森 青森県 青森 青森放送 - -
松山(伊予) 愛媛県 松山 南海放送 災害 実験運用局を経て本放送移行
新居浜
宇和島 -
大洲 地理的・地形的難聴
91.8
諫早 長崎県佐賀県 長崎 長崎放送 都市型難聴
91.9
大阪(生駒山) 近畿広域圏 大阪 大阪放送
92.2
長野 長野県 長野 信越放送 - -
鳥取または松江 鳥取県・島根県 米子 山陰放送 - -
92.3
周南(防府) 山口県 周南 山口放送 都市型難聴
外国波混信
-
92.4
山形 山形県 山形 山形放送 - -
横浜 神奈川県 横浜 アール・エフ・ラジオ日本 - -
御坊 和歌山県 和歌山 和歌山放送 地理的・地形的難聴 -
92.6
長崎 佐賀県・長崎県 長崎 長崎放送 都市型難聴
92.7
新潟(弥彦山) 新潟県 新潟 新潟放送 災害
行橋(大坂山) 福岡県 福岡 九州朝日放送 都市型難聴
災害
92.8
鹿児島 鹿児島県 鹿児島 南日本放送 災害
92.9
名古屋(三国山) 中京広域圏 名古屋 東海ラジオ放送 都市型難聴
93.0
東京(墨田) 関東広域圏 東京 ニッポン放送 都市型難聴
災害
徳島 徳島県 徳島 四国放送 - -
糸島 福岡県 福岡 九州朝日放送 都市型難聴
災害
-
93.1
那覇 沖縄県 那覇 琉球放送、ラジオ沖縄 - -
93.3
大阪(生駒山) 近畿広域圏 大阪 朝日放送 都市型難聴 -
大分 大分県 大分 大分放送 - -
93.5
仙台 宮城県 仙台 東北放送 - -
93.7
名古屋(三国山) 中京広域圏 名古屋 CBCラジオ 都市型難聴 -
阿久根(紫尾山) 鹿児島県 鹿児島 南日本放送 災害
93.9
静岡 静岡県 静岡 静岡放送 - -
94.0
金沢 石川県 金沢 北陸放送 - -
北九州 福岡県 福岡 九州朝日放送 - -
94.1
宇都宮 栃木県 宇都宮 栃木放送 - -
94.2
和歌山(岩屋山) 和歌山県 和歌山 和歌山放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
-
鹿屋 鹿児島県 鹿児島 南日本放送 災害
94.6
水戸(加波山) 茨城県 水戸 茨城放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
福井 福井県 福井 福井放送 - -
広島 広島県 広島 中国放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
-
糸島 福岡県 福岡 RKB毎日放送 都市型難聴
災害
94.8
行橋(大坂山)
枕崎 鹿児島県 鹿児島 南日本放送 災害
94.9
大津または京都 滋賀県京都府 京都 京都放送 - -

海外の事例

韓国では、1960年代に旧TBC(東洋放送)の前身ソウルFM放送が、最初に民放FMを始めた。

音楽放送以外にも、AM放送難聴対策としてのFM補完放送が広く行われており、「標準FM放送」として体系化され、呼出符号に「-SFM」(“Standard FM”の略)という後付が存在している。

1980年、韓国政府主導で言論統廃合施策が実施され、KBS(韓国放送公社)はTBCを吸収し、TBCラジオをKBS第2ラジオとして引き継ぎ、2015年現在もAM放送を継続しているが、標準FMで放送していることから、“Happy FM”という愛称が付いている。また、同局運営のKBS第1ラジオでもAM放送を行っているが、テレビCMではAM放送の周波数ではなく、ソウル局の標準FM放送周波数を紹介している。

備考

  • IBC岩手放送の山田局は、総務省の公開情報では、免許の有効期限がテレビジョン放送デジタル化に伴う難視対策の実施終了となる2015年3月31日に設定されていた。
  • 1970年代から各家電メーカーが発売したFM対応ラジオ、ラジカセ、コンポでは、大半はFMをアナログテレビの1chから3chの領域を含めた76MHzから108MHzで設定したもの、メーカーによってはアナログ4chから12chに当たる170MHzから220MHzが受信できたバージョンも多数ある(まれにUHF(13chから62ch)に当たる470MHzから770MHzが受信できたものもある。ただし予め1chから3ch相当の音声周波数(95.75・101.75・107.75MHz)に固定して設定している物は90MHz以上のFM補完放送を受信できない)。現在でもいわゆるBCL向けラジオ(ソニーパナソニックANDOAudio CommDEGENTECSUNや、アイコムアルインコ八重洲無線といった通信機型など)ではそれらの周波数を聴取できる機種が多数販売されている。