日本アカデミー賞
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日本アカデミー賞(にっぽんアカデミーしょう、Japan Academy Film Prize)は、日本の映画賞。主催は日本アカデミー賞協会で、米国の映画芸術科学アカデミーより正式な許諾を得て発足。1978年(昭和53年)4月6日から毎年催されている。
概要
1977年(昭和52年)までは毎年11月に京都市民映画祭が開催されており、同映画祭は大映・東宝・松竹・日活・東映らの京都で製作された映画の中で、部門毎に優秀賞を贈呈し、全国的な賞として取り上げられていた。
『水曜ロードショー』の解説を務めていた映画評論家の水野晴郎は「映画の素晴らしさをさらに盛り上げる祭典」と同賞を発案。水野は松竹・東宝・東映のトップや日本テレビのプロデューサーへ持ち掛けて準備を進めていた。途中から電通が仕切ることになり、同社の入江雄三と岡田茂の尽力が、映画各界の幅広い賛同・参加を得る。アメリカ合衆国のアカデミー賞を模し、暖簾分けとして設立され、3か月間で第1回開催にこぎつけた。
このため、京都市民映画祭は日本アカデミー賞が発足された同年から催されていない。発案した水野は会員として投票するだけの立場となっていた。
運営費の主要財源は、各映画会社の分担金や授賞式の放映権料である。同趣旨の映画賞に、英国アカデミー賞がある。フランスのセザール賞もアカデミー賞を参考に創設されたものだが、暖簾分けの形式は採っていない。