奈良県
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奈良県(ならけん)は、日本の都道府県の一つ。本州中西部、紀伊半島内陸部、近畿地方の中南部に位置する県である。
令制国の大和国の領域を占め、県庁所在地は奈良市。北西部の盆地部を除き、険しい山々がそびえている。都道府県面積は全国で8番目に狭く内陸8県では最も狭いが、最小の香川県の約2倍でもある。
概要
経済・産業
- 産業
- 奈良県は観光産業が発達しており、各地の神社仏閣や遺跡、万葉の故地などが観光客を集めている。東大寺二月堂修二会(お水取り)や春日若宮おん祭などの伝統行事や若草山の山焼き、また正倉院展・なら燈花会などの新しいイベントなどが多くの観光客に親しまれている。奈良県への年間観光客数は約4000万人。一方で宿泊施設は少なくホテルの軒数は2006年度において全国都道府県別で46位、客室数は47位(最下位)であった。そのためホテルの多い京都や大阪に宿泊者の多くを奪われている状況である。奈良県ではホテル誘致を推進している。
- イチゴ、スイカ、柿、茶葉(大和茶)の有数の産地でもある。特にイチゴは県内の地名が付いた“あすかルビー”という有名品種がある。
- 和書・書道に欠かせない墨や筆(奈良市)、茶道に欠かせない茶筅(生駒市高山)、等の産地。墨は全国シェアの95%が奈良県産品である。
- 金魚では大和郡山市が国内の代表的な名産地として知られている。近年では金魚すくい大会(全国金魚すくい選手権大会)が賑わいを見せ全国から参加者が集まっている。出荷匹数は日本一である。ただし、奈良県は都道府県の中では唯一水産試験場が無い県の事もあり、金魚の疾病などは県畜産課・家畜保健所が扱っている。
- 素麺の四大産地である(桜井市・三輪素麺)。また、手延べ素麺の三大産地の一つでもある。
- 吉野地域の山間部において、林業が県南部の基幹産業となっている。吉野杉のブランドで知られる。
- 中和地域において、靴下(広陵町)や野球のグラブなどスポーツ用品の生産も高いシェアを得ている。
- 三郷町では江戸時代、農家の農間渡世としてわら草履生産が行われており、現在もその伝統を継ぐ和履き製造(雪駄、草履)を継承している。
- 金融機関
- 南都銀行
- りそな銀行 (※旧 奈良銀行が合併した。)