中央大学
概観
1885年(明治18年)7月に増島六一郎、菊池武夫、穂積陳重、藤田隆三郎ら18人の法律家により英吉利法律学校として設立。英国法に関する教育機関としてスタート。後に、日本でも近代法が整備されると、国内法も教授するようになり、校名を東京法学院、東京法学院大学と変更。1905年(明治38年)8月に経済学科の設置によって中央大学と改称。1920年(大正9年)に大学令により正式に大学に昇格。国内で最も古い歴史を持つ私立大学の一つ。
法曹界、官界、財界、政界、ジャーナリズム界に多くの卒業生を輩出。大学付設の経理研究所は、学部の枠を越え広く会計学教育(経理研究所も参照)を提供。6学部・大学院7研究科・専門職大学院3研究科を擁し、卒業生数50万を超える総合大学である。2019年4月には、国際経営学部と国際情報学部が開設予定。
建学の精神
英吉利法律学校設立時の建学の精神は實地應用ノ素ヲ養フであり、これをもとに建学の精神と学風をまとめて現在では個人の自由の尊重と実証的・合理主義の学風という表現にしている。また質実剛健を校是としている。また、2010年の創立125周年に際して行動する知性。-Knowledge into Action-というユニバーシティ・メッセージを定めている。
教育及び研究
創立当初から実学教育重視の姿勢を取り、インターンシップなどの実践的教育に尽力。2003年度からは各学部の教育に加え、学籍は各学部に置きながらも学部横断的に設置された課程に所属するファカルティリンケージプログラム (FLP) を導入し、学際分野でも実践的教育を行っている。欧米・東アジアの大学を中心に約180校の派遣留学協定大学がある(2018年現在)。
- 教育
現代的教育ニーズ取組支援プログラム
- 「中大・八王子方式」による地域活性化支援(2004年採択)
- 産学連携教育による女性研究者・技術者育成(2006年採択)
特色ある大学教育支援プログラム
- アカデミックインターンシップの全学的展開(2003年採択)
- 実学理念に基づく高大接続教育の展開(2004年採択)
大学教育の国際化推進プログラム
- 中央大学長期海外留学支援プログラム(2006年採択)
法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム
- 法曹養成のための国際教育プログラムの形成(2004年採択)
- 知的財産に関する先端的映像教材の開発(2004年採択)
- 実務基礎教育の在り方に関する調査研究(2004年採択)
- 国際的に活躍できる会計専門家の育成(2004年採択)
- 会計大学院教育課程の国際水準への向上(2005年採択)
先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム
- 先導的ITスペシャリスト育成プログラム(2006年採択)
専門職大学院等における高度専門職業人養成教育推進プログラム
- グローバル化に対応した法曹養成プログラム(2008年採択)
グローバル人材育成推進事業
- グローバル人材育成推進事業(タイプA・全学型)(2012年採択)
大学公式キャラクター
「チュー王子」という名前のねずみをモチーフにしたマスコット。Cマークの王冠をかぶっている。