悪質ユーザーとは、サービスの運営者または管理者、あるいは他のユーザーにとって「好ましからざる」ユーザーを指す。
概要
具体的には法律等、あるいは運営者や管理者が定めた利用規約やガイドライン、あるいは特に明文化はされていないが一般的には適用されるマナー類を守らない、あるいは他の利用者に対し不要な摩擦を生じさせるユーザーを指す。
どのようなユーザー?
この種の「好ましからざる」ユーザーはいくつかの種類が存在する。 簡単に言えば以下のユーザーである。
- 規約等、あるいはルール等を守らないユーザー
- 基本的にサービスを提供するためにはいくつかの「ルール」が存在する必要があるが、この種のユーザーはそれらを無視する
- この行為は最悪サービスの終了等の原因となる
- サービスの目的外利用を行うユーザー
- 運営されるサービスには「サービスの目的」が存在するが、それを無視してサービスを利用するユーザーを指す
- サービスを私物化するユーザー
- サービスの提供は基本的に同じ立場のユーザーであるならば同じサービスを受ける必要が存在する、ところがこの種のユーザーはサービスを私物化しようとして、その結果他のユーザーに対しサービスを利用できない状況に陥れる
- また本来サービスの向上をもって行われる活動も過剰な行為により私物化とみなされる場合も存在し、自治厨や削除厨もこうみなされる場合がある
- 他者といざこざを起こすユーザ
- 運営者及び管理者、他のユーザー、あるいは第三者に対しレッテル貼り等の嫌がらせを行ったり、誹謗中傷する行為などを行うユーザーを指す
無自覚
まれに自らを「悪質ユーザーと認識していない」ユーザーが存在している場合があり、この種のユーザーに対して行動を誤ると大変なことになるため注意が必要となる。
対処
対処は第三者、ユーザー、管理者および運営により異なる
第三者
第三者の場合、管理者および運営への通報が最適である。また、ルールや規約等ではなく、法律等に違反している場合は関係機関への通報も有効になるかもしれない。
ユーザー
軽微な場合は当事者同士の話し合いで解決できるかもしれないが、重篤な場合や、反復して行われる場合は積極的に管理者および運営への通報を行うべきであろうと思われる。
管理者および運営
管理者および運営がそのようなユーザーを発見した場合、警告を発することも必要かもしれない、しかし、重篤な結果をもたらしかねない場合は、該当ユーザーの各種権限の没収および制限、該当ユーザーの再登録等の制限、該当するサービスの停止等、対処を取る必要もある。むろん訴訟等も検討すべきであるかもしれない。