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== 略史 ==
 
== 略史 ==
前述の再結成後、1998年に正式に演劇ユニットとして始動する。当時は大泉と安田以外の三人はOFFICE CUE所属ではなかった。しかし、1999年に森崎、2000年に戸次と音尾が移籍した事で全員がOFFICE CUE所属となった<ref>『CUEのキセキ』62-64頁</ref>。メンバーの移籍及び公演制作には、OFFICE CUE社長で現会長の[[鈴井貴之]]の前妻である[[伊藤亜由美]]が副社長(当時は鈴井亜由美)であった頃から手掛けており、鈴井は自身も演劇人であるという立場から介入していない<ref>『CUEのキセキ』86-87頁</ref>。なお、大学時代に森崎が手掛けた演劇研究会の芝居『CHAIR』を鈴井が雑誌で批評し、森崎と論争になった事がある<ref>『CUEのキセキ』51頁</ref>。
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前述の再結成後、1998年に正式に演劇ユニットとして始動する。当時は大泉と安田以外の三人はOFFICE CUE所属ではなかった。しかし、1999年に森崎、2000年に戸次と音尾が移籍した事で全員がOFFICE CUE所属となった<ref>『CUEのキセキ』62-64頁</ref>。メンバーの移籍及び公演制作には、OFFICE CUE社長で現会長の[[鈴井貴之]]の前妻である[[伊藤亜由美]]が副社長(当時は鈴井亜由美)であった頃から手掛けており、鈴井は自身も演劇人であるという立場から介入していない(『CUEのキセキ』86-87頁)。なお、大学時代に森崎が手掛けた演劇研究会の芝居『CHAIR』を鈴井が雑誌で批評し、森崎と論争になった事がある(『CUEのキセキ』51頁)。
  
[[北海道テレビ放送|北海道テレビ]]「水曜どうでしょう」のヒットをきっかけに大泉目当てに演劇に関心のない人が足を運ぶようになり札幌での公演は観客数が伸び<ref name="doshin181022"/>、このほか2001年から2004年まで北海道テレビで放送された『[[ドラバラ鈴井の巣]]』にレギュラー出演。2003年には同局で冠番組『[[ハナタレナックス]]』の放送が開始。2018年現在もNACS唯一のレギュラー番組として放送中である。
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[[北海道テレビ放送|北海道テレビ]]「水曜どうでしょう」のヒットをきっかけに大泉目当てに演劇に関心のない人が足を運ぶようになり札幌での公演は観客数が伸び、このほか2001年から2004年まで北海道テレビで放送された『[[ドラバラ鈴井の巣]]』にレギュラー出演。2003年には同局で冠番組『[[ハナタレナックス]]』の放送が開始。2018年現在もNACS唯一のレギュラー番組として放送中である。
  
2000年代はじめには北海道内で圧倒的人気を確立するようになったものの、鈴井亜由美は「地元限定の活動では彼らの能力を伸ばしきることは出来ない」と危機感をいだき全国展開を模索<ref name="doshin181022"/>。その後2002年の本公演『WAR』を観劇し将来性を感じた[[サンシャイン劇場]]の山本和彦プロデューサーから二年後に東京で舞台公演を行ってほしいという誘いを受けた事をきっかけに、東京進出の準備に入る<ref name="doshin181022"/>。この過程で2004年12月にアミューズと業務提携し道内の仕事はOFFICE CUE・道外の仕事はアミューズが手掛ける形となる<ref name="doshin181022"/>。『LOOSER〜失い続けるアルバム』で初めて東京での公演。2005年には『COMPOSER〜響き続ける旋律の調べ』で初めて全国ツアー公演を行う。アミューズとの提携直前に鈴井亜由美が「これからは全国を相手にした仕事をしてもらうと告げたところ大泉は「ぬるま湯にいたいのに芸能界なんて熱湯みたいな世界に行くのは絶対に嫌だ」と拒否した。しかし、「北海道の成功例を作って欲しい」と再説得したところ納得し、その後全国区の人気を確立することとなる<ref name="doshin181022"/>。
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2000年代はじめには北海道内で圧倒的人気を確立するようになったものの、鈴井亜由美は「地元限定の活動では彼らの能力を伸ばしきることは出来ない」と危機感をいだき全国展開を模索。その後2002年の本公演『WAR』を観劇し将来性を感じた[[サンシャイン劇場]]の山本和彦プロデューサーから二年後に東京で舞台公演を行ってほしいという誘いを受けた事をきっかけに、東京進出の準備に入る。この過程で2004年12月にアミューズと業務提携し道内の仕事はOFFICE CUE・道外の仕事はアミューズが手掛ける形となる。『LOOSER〜失い続けるアルバム』で初めて東京での公演。2005年には『COMPOSER〜響き続ける旋律の調べ』で初めて全国ツアー公演を行う。アミューズとの提携直前に鈴井亜由美が「これからは全国を相手にした仕事をしてもらうと告げたところ大泉は「ぬるま湯にいたいのに芸能界なんて熱湯みたいな世界に行くのは絶対に嫌だ」と拒否した。しかし、「北海道の成功例を作って欲しい」と再説得したところ納得し、その後全国区の人気を確立することとなる。
  
 
== 舞台 ==
 
== 舞台 ==

2019年6月12日 (水) 15:31時点における版

TEAM NACS(チーム・ナックス)は、日本演劇ユニット。北海道札幌市中央区にある芸能事務所・CREATIVE OFFICE CUEに所属。大手芸能事務所アミューズと業務提携を行い「北海道以外の全国区の仕事は、全てアミューズが手がける」というシステムを採っている。

本稿ではTEAM NACSと記載される物を含むメンバーが出演する番組について主に記載する。メンバーが単独出演する物については、各個人の項を参照。

メンバー

以下の順番は、北海学園大学演劇研究会時代の学年順である。同年齢である3人のうち、安田は現役、戸次は一浪、大泉は二浪して入学。大泉は現役で入学した音尾と同学年。しかし、大泉が年上であるので4番となっている。なおCREATIVE OFFICE CUE所属タレントとしての序列は大泉、安田、森崎、戸次、音尾の順番である。

番号 メンバー 生年月日 血液型 出身地 メンバーカラー 備考
1 森崎博之
(もりさき ひろゆき)
1971年11月14日 O型 上川郡東川町 テンプレート:Color リーダー

ほぼ全ての公演の劇作・演出を担当

2 安田顕
(やすだ けん)
1973年12月8日 A型 室蘭市 テンプレート:Color 初代・3代目サブリーダー
3 戸次重幸
(とつぎ しげゆき)
1973年11月7日 O型 札幌市手稲区 テンプレート:Color 2代目サブリーダー

2007年12月まで本名の佐藤重幸で活動

4 大泉洋
(おおいずみ よう)
1973年4月3日 B型 江別市 テンプレート:Color
5 音尾琢真
(おとお たくま)
1976年3月21日 O型 旭川市 テンプレート:Color

概要

1996年、北海学園大学演劇研究会に所属していた5人で結成。当時森崎らが所属していた劇団イナダ組の公演が延期となったことによって、森崎、安田の卒業制作として結成したのが始まり。森崎、安田の卒業とともに解散した。しかし、リーダー森崎が9ヵ月後に東京の会社を辞めて再結成。当初のグループ名は「TEAM-NACS」。2007年春のふるさと公演『HONOR』より「TEAM」と「NACS」の間のハイフンが取れ、現在の表記となった。ユニットとしての活動の他、各メンバーのタレント活動も活発であり、その知名度は全国区になった。全国区では個人の活動が主になっている。しかし、本公演の時期には宣伝活動の一環で、ユニットとして各種媒体に露出するようになっている。現在、もっともチケットの入手が困難な演劇集団のひとつに数えられる。

グループ名の由来
かつては、「なっくす」と表記し、演劇研究会の中でも異彩を放っていた5人を演劇研究会からは切り離す形で呼ばれていた「蔑称」であった。当時、演劇研究会の芝居で、森崎が「ノックス」という役名を演じた。その時森崎が力を込めて発音したので「ナックス」と聞こえてしまう。演劇研究会の中でブームになるものの、すぐに誰も使わなくなってしまった。そのため森崎がよく一緒にいた5人を「ナックス」と称するようになった。かつて使われていたロゴマークに記載される「"North Actors Club Special"」は、後から付けた、こじつけのような物である<ref>[1]<ref>。
ファンの愛称
NACS全体のファンの愛称は子NACS。メンバー毎にもそれぞれ愛称があり、森崎のファンは「子顔」、安田のファンは「安田国民」、戸次のファンは「子残念」、大泉のファンは「子猫」、音尾のファンは「子魚」と呼ばれる。
影響
メンバー全員が劇団「惑星ピスタチオ」のファンであり、1人で多人数の役を入れ替わりながら演じる「スイッチプレイ」という演出法などに影響を受けている。

略史

前述の再結成後、1998年に正式に演劇ユニットとして始動する。当時は大泉と安田以外の三人はOFFICE CUE所属ではなかった。しかし、1999年に森崎、2000年に戸次と音尾が移籍した事で全員がOFFICE CUE所属となった<ref>『CUEのキセキ』62-64頁</ref>。メンバーの移籍及び公演制作には、OFFICE CUE社長で現会長の鈴井貴之の前妻である伊藤亜由美が副社長(当時は鈴井亜由美)であった頃から手掛けており、鈴井は自身も演劇人であるという立場から介入していない(『CUEのキセキ』86-87頁)。なお、大学時代に森崎が手掛けた演劇研究会の芝居『CHAIR』を鈴井が雑誌で批評し、森崎と論争になった事がある(『CUEのキセキ』51頁)。

北海道テレビ「水曜どうでしょう」のヒットをきっかけに大泉目当てに演劇に関心のない人が足を運ぶようになり札幌での公演は観客数が伸び、このほか2001年から2004年まで北海道テレビで放送された『ドラバラ鈴井の巣』にレギュラー出演。2003年には同局で冠番組『ハナタレナックス』の放送が開始。2018年現在もNACS唯一のレギュラー番組として放送中である。

2000年代はじめには北海道内で圧倒的人気を確立するようになったものの、鈴井亜由美は「地元限定の活動では彼らの能力を伸ばしきることは出来ない」と危機感をいだき全国展開を模索。その後2002年の本公演『WAR』を観劇し将来性を感じたサンシャイン劇場の山本和彦プロデューサーから二年後に東京で舞台公演を行ってほしいという誘いを受けた事をきっかけに、東京進出の準備に入る。この過程で2004年12月にアミューズと業務提携し道内の仕事はOFFICE CUE・道外の仕事はアミューズが手掛ける形となる。『LOOSER〜失い続けるアルバム』で初めて東京での公演。2005年には『COMPOSER〜響き続ける旋律の調べ』で初めて全国ツアー公演を行う。アミューズとの提携直前に鈴井亜由美が「これからは全国を相手にした仕事をしてもらうと告げたところ大泉は「ぬるま湯にいたいのに芸能界なんて熱湯みたいな世界に行くのは絶対に嫌だ」と拒否した。しかし、「北海道の成功例を作って欲しい」と再説得したところ納得し、その後全国区の人気を確立することとなる。

舞台

本公演

TEAM NACSの舞台公演は当初は事務所は介入せず、「TEAM NACS PROJECT」(TNP)と呼ばれる有志がスタッフとして制作に関わっていた。2004年「LOOSER」の東京公演以降はCREATIVE OFFICE CUEとアミューズが制作に携わっている<ref name="doshin181022"/>。

解散公演

「LETTER〜変わり続けるベクトルの障壁〜」
作・演出:森崎博之
劇団イナダ組プロデュース作品にして、森崎・安田の就職による解散記念公演。及び初公演作品。当時のチラシに「やっぱりあった最後のお祭り チームナックスこれにて解散!!」と書かれている。この当時、TEAM-NACSの知名度は全く無く、北海学園大学学内でも知る者はほとんどいなかった。
  • 1996年3月7日 - 3月10日 ルネッサンス・マリア・テアトロ 全6公演、動員数1,000人<ref name="doshin181022"/>

復活公演

「RECOVER〜描き続けるもう一つの結論〜」
作・演出:森崎博之
森崎・安田の復活記念公演。前作から1年3か月を経て復活となった。
  • 1997年8月8日 - 8月10日 ルネッサンス・マリア・テアトロ 全5公演、動員数1,200人<ref name="doshin181022"/>
客演:小山めぐみ劇団SKグループ)、前説に川井"J"竜輔(劇団イナダ組

卒業公演

「FEVER〜眺め続けた展望の行方〜」
作・演出:森崎博之
演劇集団としての活動を行うことが正式決定し。「FEVER」はアマチュアからの卒業記念。大泉も無事大学を卒業した。NACSの公演では、初めて客演を呼ばず、5人だけでの舞台となった。

デビュー公演

「再演DOOR〜在り続けるためのプロセス〜」
作・演出:森崎博之
プロの演劇集団としてのデビュー記念作品。卒業公演から1か月余りでの公演。北海学園大学演劇研究会第42回定期公演、「DOOR〜在り続けるためのプロセス〜」の再演。
  • 1998年4月28日 - 5月9日 ルネッサンス・マリア・テアトロ 全14公演、動員数4,000人<ref name="doshin181022"/>
客演:川井"J"竜輔、出口綾子、山村素絵、小島達子(以上、劇団イナダ組)、小山めぐみ(劇団SKグループ)、清水友陽(清水企画)、和田和美

冒険公演

「ESCAPER〜探し続けていた場所〜」
作・演出:森崎博之
この年、佐藤重幸と音尾琢真が大学を卒業であった。しかし、公演のため卒業式典には出席せず、ファンが卒業式を敢行。TEAM-NACS初となる複数会場での公演。
全20公演、動員数7,000人<ref name="doshin181022"/>
客演:川井"J"竜輔・小島達子(以上、劇団イナダ組)、小山めぐみ(劇団SKグループ)

番外公演

「FOUR〜求め続けた奴等の革命〜」
  • 2000年2月22日 - 2月29日 ルネッサンス・マリア・テアトロ 全12公演、動員数3,000人<ref name="doshin181022"/>
短編4話の構成。TEAM-NACS初、安田、佐藤、大泉、音尾が脚本を担当。「TEAM-NACS 2000年プロジェクト第1弾」として敢行し、第2弾予告として「WAR」の一部を演じた。しかし、「WAR」は翌々年の公演となった。演目は下記の通り。このうち「King of Curry」は2016年の「TEAM NACS XX」で朗読劇として上演された。
「通販番組」 - 脚本・演出:佐藤重幸
「King of Curry」 - 脚本・演出 :音尾琢真
「ナックス・ハリケーン」 - 脚本・演出 :大泉洋
「すばらしい日々」 - 脚本:安田顕 <ref group="注">NACSメンバーの未来を描いた作品のため演出は無し。</ref>

ときめき公演

「LOVER〜想い続けたキミへの贈り物〜」
作・演出:森崎博之
予告では、「WAR」が上演される予定だった。しかし、急遽差し替えとなった。2006年3月から、コミック化が決定(月刊ザデザート4月号、作画:岡井ハルコ)し、TEAM-NACS初のメディアミックス作品となる。
2001年2月7日 - 2月16日 サッポロファクトリーホール 全14公演、動員数8,000人<ref name="doshin181022"/>
客演:小山めぐみ・福村澄江(以上、SKグループ)・小島達子・川井"J"竜輔・山村素絵(以上、劇団イナダ組)

約束公演

「WAR〜戦い続けた兵たちの誇り〜」
作・演出:森崎博之
「FOUR」の時点で次回公演として告知されていた演目。ファンとの「約束」を果たした。本来は2000年5月開演の予定であったが、会場のルネッサンス・マリア・テアトロが同年3月限りで閉鎖し、代替の劇場が見つからず延期となった。
客演:札幌演劇界から以下、15人の客演を投入(所属は公演当時のもの)。NACSもあわせて「20人男だらけ」の芝居。
川井"J"竜輔(劇団イナダ組)・江田由紀浩(劇団イナダ組・劇団SKグループ)、オクラホマ藤尾仁志河野真也)、高橋逸人(現・明逸人、劇団RUSH!!)、EC.DELTA(竹田幸平・ 浦本英輝)、小松悟(空の魚・アインシュタインシアター)、岩田雄二(サードファクトリー)、頭金豊(マルチの力学)、北海学園大学演劇研究会(谷口健太郎・谷川登・長谷武)、札幌医科大学演劇部(夏井坂元喜・及能大輔)

第9回公演

「ミハル」
 作・演出:佐藤重幸
シアターテレビジョンで放送された。

第10回公演

「LOOSER〜失い続けてしまうアルバム〜」
作・演出:森崎博之
NACSが初めて歴史物に挑戦した作品。初めて東京での公演を行う。5人だけでそれぞれ複数の役を演じるというスタイルは「下荒井兄弟〜」まで続いた。2011年の「5D DIMENTIONS」で「LOOSER6」として設定に一部変更が加えられて上演された(後述)。また、2019年6月、崎山つばさ鈴木裕樹、磯貝龍乎、木ノ本嶺浩株元英彰によって再演される。<ref>TEAM NACS伝説の舞台『LOOSER~失い続けてしまうアルバム~』が崎山つばさ主演で帰ってくる | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス”. 2019年5月15日閲覧。</ref>
全18公演、動員数11,600人
アンコール公演:2004年12月21日12月22日 日本青年館 全3公演、動員数3,800人

全国公演

「COMPOSER〜響き続ける旋律の調べ〜」
作・演出:森崎博之
今作で初めて全国ツアーを敢行。作曲家・ヴァイオリニストのNAOTOが音楽制作で参加。以降、多くの本公演作品で音楽をNAOTOが手掛けている。
全61公演、動員数40,000人<ref name="doshin181022"/>

ふるさと公演

「HONOR〜守り続けた痛みと共に〜」
作・演出:森崎博之
全63公演、動員数48,000人<ref name="doshin181022"/>

第13回公演

「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」 
 作・演出:大泉洋
本間昭光が音楽を担当。2012年に『親父がくれた秘密〜下荒井5兄弟の帰郷〜』のタイトルでテレビ東京にてテレビドラマとしてリメイクされた(監督:深川栄洋、主演:大森南朋)。
全64公演、動員数53,000人<ref name="doshin181022"/>

ニッポン公演

「WARRIOR〜唄い続ける侍ロマン〜」
 原案・演出:森崎博之 脚本:宇田学
客演:飯田隆裕、井上和茂、梅田喬、大野朱美、栗原寛孝、黒岩司、後藤祐香、菅原健志、田中温子、新田健太、広瀬諒人、松尾英太郎、宮川康裕、山中雄輔和田成正
全59公演、動員数70,000人<ref name="doshin181022"/>

第15回公演

「悪童」
 脚本:古沢良太、演出:マギー
TEAM NACSとしては初めて、脚本と演出を完全に外部に任せるというスタイルを取った。2016年の「CUE DREAM JAM-BOREE」で大泉が手掛けた後日談のストーリーが上演された。
全53公演、動員数60,000人<ref name="doshin181022"/>(千秋楽ライブビューイング30,000人を含み90,000人)

第16回公演

「PARAMUSHIR〜信じ続けた士魂の旗を掲げて」
 原案・演出:森崎博之、脚本:林民夫
PARAMUSHIRは千島列島の北東部にある幌筵島のことで、公演名及び作中での読みは「ポロモシル」<ref>森崎博之 (2018年4月3日). “PARAMUSHIR終演しました。”. CUE DIARY. CREATIVE OFFICE CUE. 2018年4月8日閲覧。</ref>。この読みは公演中、伏せられていた<ref>テンプレート:cite news</ref>。
全56公演、動員数80,000人<ref name="doshin181022"/>(千秋楽ライブビューイング35,000人を含み115,000人)
客演:小此木まり、荒居清香、伊藤駿九郎、梅田喬、黒岩司、佐藤亮太、津田幹土、新田健太原田新平廣瀬真平、古川ヒロシ、松尾英太郎三木秀甫、森下ひさえ、山中雄輔

TEAM NACS SOLO PROJECT

安田顕ソロ公演

「安田顕 ひとり語り2014〜ギターの調べとともに。」
原案:能勢紘也「日傘と剃刀」 脚色・出演:安田顕
演出:マギー
ギター:古澤剛
安田が東京でたまたま会ったシンガーソングライターの古澤剛と話をしているうちに、共通の知り合いである樋口了一つながりで意気投合したのがきっかけで、安田が語りを、古澤がギターを担当した公演<ref group="注">2016年2月11日の樋口了一ライブでの発言による</ref>。
2014年8月2日 - 9月14日
小浜、各務原、米子、京都、香南、福岡、東京、新潟、仙台、盛岡、青森、札幌

戸次重幸ソロ公演

「GHOOOOOST!!」
作:佐藤重幸 演出:福島三郎
2007年8月11日 - 8月30日
東京、札幌
出演:大河内浩二瓶鮫一野仲イサオ、音尾琢真、佐藤重幸、加藤貴子
「ライトフライト〜帰りたい奴ら〜」
作:戸次重幸 演出:福島三郎
2009年10月16日 - 11月23日
東京、大阪、札幌
出演:川原亜矢子六角慎司、野仲イサオ、蘭香レア小松彩夏、福島カツシゲ、川井“J”竜輔、戸次重幸、加藤貴子
戸次重幸一人舞台「ONE」
作:戸次重幸 演出:福島カツシゲ
2014年1月23日 - 2月23日
東京、札幌、仙台、新潟、名古屋、大阪、福岡
「MONSTER MATES」
作・演出:戸次重幸
2019年2月8日 - 3月3日
東京、福岡、札幌、大阪
メインビジュアルが実写とイラストの2種類が存在し、イラストは『うしおととら』などで知られる漫画家の藤田和日郎が手掛けている<ref>テンプレート:cite news</ref>。
出演:本郷奏多青柳翔劇団EXILE)、前野朋哉、戸次重幸、吉沢悠

音尾琢真ソロ公演

Ottey Ottoman WORLD TOUR 2014 in JAPAN「REBIRTH」
2014年8月20日 - 9月10日
札幌、仙台、名古屋、高松、大阪、福岡、東京

記念企画

TEAM NACS 10th Anniversary「TEAM NACS TEN」

10周年を振り返る映像上映、トークイベント。次回公演(HONOR)の予告も上演された。DVD「HONOR〜守り続けた痛みと共に〜」の特典映像として、東京公演の一部を観ることができる。

2007年1月12日 - 1月28日
宮城、福岡、大阪、渋谷、愛知、札幌

TEAM NACS 15th project「5D-FIVE DIMENSIONS-」

「5人それぞれのやりたいこと」と銘打っての15周年企画。映像ソフトはリリースされておらず、限定生産された写真集の特典DVDにダイジェスト映像が収録されている。 総動員数60,000人。


森崎博之公演「LOOSER6」
作・演出:森崎博之
2011年5月3日 - 5月22日
札幌、東京、大阪
出演:森崎博之、佐野大樹*pnish*)、森山栄治(*pnish*)、鷲尾昇(*pnish*)、土屋裕一(*pnish*)、飯野雅彦
「LOOSER」(2004年)の再演。主人公が森崎演じる40歳のサラリーマンに変更や新キャラクターの追加など、単なる再演にとどまらずストーリーにも多少の差異がある。
戸次重幸公演「totsugi式」
作・演出:戸次重幸
2011年6月10日 - 6月30日
札幌、大阪、福岡、仙台、名古屋、東京(東日本大震災の影響で、仙台公演は中止となった)
出演:片桐仁本多力ヨーロッパ企画)、大宮エリー、戸次重幸
コメディアン、舞台俳優、脚本家と、多彩・多才な出演者を招いてのコントライブ。
音尾琢真公演「Ottey Ottoman World Tour 2011 in JAPAN」
2011年9月7日 - 9月16日
スーパープロデューサー:音尾琢真
出演:オッティ・オットマン
札幌、東京、大阪、東京(追加公演)
「1970年代に活躍した日系アメリカ人ロックスターのジャパンツアー」という設定の音楽ライブ。すべての楽曲を音尾自身が手がけている。数曲の着うた配信のほか、ライブ盤CD「Ottey Ottoman World Tour 2011 in JAPAN」が、完全予約限定で生産された。
大泉洋公演「大泉ワンマンショー」
作・演出・出演:大泉洋
2011年9月29日 - 11月9日
東京、札幌、秋田、新潟、静岡、名古屋、大阪、高松、広島、福岡、仙台
大泉が小学生のころから周囲に薦められながらも実現しなかった「ワンマンショー」。トーク、モノマネ、歌、落語など、大泉自身を「魅せる」ステージとなった。舞台セット転換中の映像は、水曜どうでしょう嬉野雅道ディレクターが撮影を、藤村忠寿ディレクターが編集を行った。ワンマンショー初日を1週間後<ref group="注">映像中において、撮影日が9月21日であることを説明するテロップが挿入されている。</ref>に控えたある日、舞台転換中の映像が用意できていない大泉が藤村Dと嬉野DをOFFICE CUEの事務所に呼び出し、事情<ref group="注">映像中の大泉が『探偵はBARにいる』のPRで忙しく、故に舞台転換中の映像が発注できなかったという趣旨の発言をしている。</ref>を説明して舞台転換用の映像の制作を発注。その発注を受けた藤村Dが企画したのは大泉が「藤村Dが思い描く大泉ワンマンショー」を行う、というものだった。この舞台セット転換中の映像は、水曜どうでしょうDVD全集 第19弾「試験に出るどうでしょう 石川県・富山県/四国八十八ヵ所II」に特典映像として収録されている。
安田顕公演「港町13番勝負 安田顕ひとり語り~おもだって、僕の父親の話です。」
港町13番公演:2011年11月2日 - 11月18日:博多、大分、下関、呉、境港、新潟、酒田、仙台、盛岡、青森、函館、室蘭、小樽
番外公演:2011年11月19日 - 12月4日:札幌、大阪、東京
安田が雑誌papyrusに連載しているエッセイ「北海道室蘭市本町一丁目四十六番地」(同タイトルで2011年10月書籍化)を元にした独演。話芸、活弁、落語、ひとり芝居、弾き語りなど、さまざまなスタイルの「語り」で、自身の父親やふるさとを語る。

TEAM NACS 20th Anniversary「TEAM NACS XX(twenty)」

20周年記念イベント。11月25日の東京公演がライブビューイングで上映され、「TEAM NACS 20th Anniversary Blu-ray BOX」の映像特典に収録されている。

2016年11月4日 - 11月28日
札幌、函館、大阪、福岡、名古屋、高松、仙台、広島、長野、金沢、東京、熊本(追加公演)

その他の舞台

夢のテント芝居集団「水曜天幕團」

北海道テレビ開局35周年記念 水曜どうでしょうpresents 藤村忠寿・嬉野雅道×TEAM-NACS 水曜天幕團旗揚げ公演2003 『蟹頭十郎太』」
2003年10月、大泉洋鈴井貴之の2人が出演していた「水曜どうでしょう」の藤村忠寿嬉野雅道ディレクターとタッグを組み、開催した。
これはHTBの駐車場に特設テントの芝居小屋を建てるという前代未聞の企画であり、駐車場にテント設営用の穴を開けるなどという大掛かりな工事を経て完成。9日間に渡り公演を行った。
この企画自体は商業的には失敗したが、この後藤村らが演劇界とつながりを持ち、後に自らが舞台に出演するきっかけになった。

出演作品

メンバーが全員出演、共演し「TEAM NACS」表記があるものについて記載する。特別な記述が無い出演は、メンバー全員出演。

テレビ番組

単独出演の物は、各個人の項を参照。

テレビドラマ

バラエティ番組

  • ドラバラ鈴井の巣(2002年2月 - 2004年12月、北海道テレビ) - 大泉・安田は、初となる企画・脚本を手がけ、ドラマを制作。主演出演もする。
  • いばらのもり(2000年4月 - 2002年12月、北海道テレビ) - 森崎・大泉出演。安田・音尾がゲスト出演。森崎の冠番組。大泉が初となる企画・編集を手がけ、ディレクターとして、番組を制作。DVDも発売された。
    • いばらのもりリターンズ - 上記のリメイク版。
  • ハナタレナックス(2003年1月 - 放送中、北海道テレビ) - 初の冠番組。
  • おにぎりあたためますか(2003年3月 - 放送中、北海道テレビ) - 大泉・戸次出演。森崎が不定期出演。佐藤麻美オクラホマなどと旅するグルメ番組。2007年5月テレ朝チャンネルで放送開始。
  • 直CUE!勝負 シーズン1〜シーズン4(2008年 - 不定期放送、チャンネルNECO
  • 北海道中ひざくりげ(2018年度放送、NHK札幌放送局) -NACS5人がそれぞれ旅をしたので、5人が同時に出演した訳では無い。ちなみに同じ事務所の鈴井貴之及びオクラホマも出演した。

イベント・特別番組

  • 大泉洋が生で実況!安田・森崎も大感動!大賞決定!YOSAKOIファイナル完全生中継(2007年6月10日、北海道テレビ制作、BS朝日同時放送) - 大泉・安田・森崎出演。YOSAKOIソーラン祭りの実況・応援番組。
  • 〜ありがとう40年〜全部たしたら10時間!ユメミル広場に大集合!!(2008年、北海道テレビ) - HTB開局40周年記念の特別番組。札幌ドームにて開催。

テレビアニメーション

  • チビナックス(2006年4月13日 - 9月28日、制作:CREATIVE OFFICE CUE・電通北海道、札幌テレビ) - メンバーをモチーフにしたキャラクターアニメ。
    • チビナックス 2.0(2007年4月14日 - 10月13日、制作・放送:上に同じ)
    • チビナックス シーズン3(2008年6月3日 - 11月18日、制作・放送:上に同じ)
  • onちゃん夢パワー大冒険(2003年8月5日、制作:北海道テレビ) - HTB開局35周年記念特別アニメ

人形劇

ラジオ番組

映画

メンバー個人で出演している物については、各メンバーの項目を参照。

長編映画

  • river - 鈴井貴之の第2回監督作品。

短編映画

TEAM NACS FILMS「N43°」
メンバー5人それぞれが監督・脚本を手がけたオムニバスショートムービー。もともとは2008年11月に全国9都市をまわる上映ツアー(25,000人動員)用の作品だった。その後2009年2月から劇場公開、9月にDVDリリース
作品(カッコ内は監督・脚本を手がけたメンバー)
  • 頑張れ!鹿子ブルブルズ!(大泉洋)
  • 神居のじいちゃん(音尾琢真)
  • 部屋クリーン(戸次重幸)
  • ヤスダッタ3D(安田顕)
  • AFTER(森崎博之)

アニメーション映画

ハウルの動く城(2004年11月20日公開、スタジオジブリ
カブ、兵士(大泉洋)
兵士(安田顕)
ケーキ屋の店員、八百屋(森崎博之)
橋の上の男(戸次重幸 ※当時は"佐藤重幸"名義)
城の門番(音尾琢真)
思い出のマーニースタジオジブリ、2014年7月19日公開)
山下医師(大泉洋)
十一(安田顕)
美術教師(森崎博之)
マーニーの父(戸次重幸)
町内会役員(音尾琢真)

CM

メンバー個人で出演している物については、各メンバーの項目を参照。 特別に記述が無い物は、メンバー全員出演・北海道ローカル放送。

雑誌連載

関連作品

映像作品

タイトル 発売日 販売形態
LOOSER〜失い続けてしまうアルバム〜 2004年12月24日 DVD/VHS
COMPOSER〜響き続ける旋律の調べ〜 2005年12月22日 DVD
HONOR〜守り続けた痛みと共に〜 2007年9月28日 DVD
TEAM NACS FILMS「N43°」 2009年9月25日 DVD
下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。 2009年12月4日 DVD
WARRIOR〜唄い続ける侍ロマン〜 2012年12月21日 DVD
悪童 2016年5月25日 DVD/Blu-ray
TEAM NACS 20th Anniversary Blu-ray BOX<ref group="注">「LOOSER」から「WARRIOR」までの公演のHDリマスター版を収録。</ref> 2017年3月8日 Blu-ray
PARAMUSHIR〜信じ続けた士魂の旗を掲げて 2018年9月26日 DVD/Blu-ray

音楽作品

ドラバラ鈴井の巣CUE DREAM JAM-BOREE関連に関しては各項目を参照。

参加作品

タイトル 発売日 販売形態
ナックスハリケーン/捻挫した君 2004年8月26日 CD
OFFICE CUE THANK YOU BEST 2009年9月9日 CD
Merry CUEristmas 2014年12月10日 CD
100回目の季節〜ThankCUE 4 seasons〜 2017年5月12日 SONOCA
Sing!Swing!CUE! 2017年12月20日 CD

本公演サウンドトラック

単品のCDとして販売されていたのは「WARRIOR」までで、「悪童」以降は映像ソフトなど、別の商品に付属する形で発表されている。

タイトル 発売日 販売形態
「LOOSER」オリジナルサウンドトラック 2005年6月13日 CD
「COMPOSER」オリジナルサウンドトラック 2007年9月28日 CD
「HONOR」オリジナルサウンドトラック 2007年9月28日 CD
「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」オリジナルサウンドトラック 2009年6月17日 CD
「WARRIOR」オリジナルサウンドトラック 2012年8月8日 CD

書籍

脚注

注釈

出典

  • ウィキペディア「TEAM NACS」

参考文献

外部リンク