「FM補完中継局」の版間の差分

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== 補完中継局一覧(周波数使用計画を含む) ==
 
== 補完中継局一覧(周波数使用計画を含む) ==
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2019年7月31日 (水) 13:00時点における版

FM補完中継局とは、中波放送(AMラジオ放送)の放送区域において超短波放送(FMラジオ放送)用の周波数を用いて中波放送の補完的な放送を行う中継局のこと。

前史

中波放送のFM補完放送は、朝鮮半島中国大陸からの大出力局の混信を受けやすいという理由で、1990年7月に放送用周波数使用計画(現・基幹放送用周波数使用計画)に中波放送の外国波による混信対策が加わってからで、北日本放送新川FM中継局が同年9月26日に最初に運用を開始した。NHKでは1991年11月3日NHK沖縄放送局西表島竹富町祖納(そない)にNHKラジオ第1放送初となるFM中継局を開設したのが始まりとされている。

それから1か月後の同年12月から、北日本放送黒部市新川に開設した外国局混信対策用FM中継局(80.1MHz)が民間放送の第1号である。それ以前からもKNBラジオは、テレビ(当時アナログ。富山1ch)の副音声を使い、夜間の放送で音声多重放送を行っていない時間帯にテレビの音声をそのまま流す試みを行ったが、ステレオ放送2か国語放送解説放送など、副音声の領域を使っている時間はサイマル放送ができない技術的デメリットが生じていたため、全部を流すことができなかった。

その後も21世紀初頭にかけて、沖縄県ではラジオ沖縄2001年4月1日[注1])、琉球放送(2001年4月1日[注2]2004年4月1日[注3])、更にNHK沖縄放送局(2003年10月24日[注4]2007年4月1日[注5])も離島の混信対策のためにFM中継局を開局している。

概要

2013年7月、総務省の「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」が中間とりまとめを公表し、その中で、AMラジオ放送によるFM波の利用促進(難聴対策、災害対策)、V-Low帯域の新たな活用(AMラジオ事業者等による難聴対策等としてのFM波利用)などを骨子とする、災害対策・難聴対策としての送信ネットワークの強靭化が提言された[1]。これを踏まえ、総務省は同年9月、「V-Lowマルチメディア放送及び放送ネットワークの強靭化に係る周波数の割当て・制度整備に関する基本的方針」を作成・公表し[7]、この基本方針に基づき、総務省は2014年1月、「AMラジオ放送を補完するFM中継局に関する制度整備の基本的方針」を作成・公表した[9]

これらの基本方針により、FM補完中継局の開設目的は「都市型難聴対策」・「外国波混信対策」・「地理的・地形的難聴対策」・「災害対策」と定められた[9]。また、AMラジオ放送の「親局」を補完する「(親局の主たる)補完中継局」と「中継局」を補完する「その他の補完中継局」に分けられ、基幹放送事業者の放送(民放AMラジオ放送)の親局に対応する「補完中継局」については放送対象地域ごとに1つの周波数が確保され(「基幹放送用周波数使用計画」において公示)、中継局に対応する「その他の補完中継局」については目的ごとに使用周波数帯域が割り当てられている[18]

  • 「その他の補完中継局」の使用周波数帯域
    • 都市型難聴対策:90.1MHzから94.9MHzまで
    • 外国波混信対策:76.1MHzから94.9MHzまで
    • 地理的・地形的難聴対策:76.1MHzから94.9MHzまで
    • 災害対策:90.1MHzから94.9MHzまで(ただし、当該周波数を割り当てることができず、災害対策のために真に必要な場合に限り76.1MHzから90.0MHzまで)

FM補完中継局については、原理的にはFM放送が受信できるラジオで聴取できるが、周波数に90.1MHzから94.9MHzが割り当てられているため、日本向けの90MHzまでしか受信できないFMラジオでは聴取できない(ただし、周波数が90MHzをわずかに超える程度の場合は、PLLシンセサイザではないアナログチューニングのラジオであれば、受信周波数範囲のマージンで受信できる可能性が高い[2])。対応ラジオについては、今後の増加が見込まれている[3]

なお、90MHzから108MHzが受信可能なもの(日本国外<特に欧米>のFMバンド対応や、過去にアナログテレビの1chから3chの音声が受信できるものとして発売されていた)[注6]では聴取が可能である。

沿革

2013年

  • 7月17日 - 総務省、「放送ネットワークの強靭化に関する検討会」中間取りまとめを公表[4][5]
  • 9月27日 - 総務省、「V-Lowマルチメディア放送及び放送ネットワークの強靭化に係る周波数の割当て・制度整備に関する基本的方針」を公表[6][7]

2014年

2015年

2016年

2017年

  • 1月24日 - 近畿総合通信局、日本放送協会(NHK大阪放送局)、ラジオ関西に対して兵庫県香美町ギャップフィラーに予備免許を交付[131]
  • 2月1日
    • 長崎放送佐世保局、佐賀局が本放送を開始[132][133]
    • 熊本放送人吉局、水俣局が本放送を開始。
  • 3月1日 - 中国総合通信局、山陰放送鳥取局に対して本免許を交付[134]。同日、山陰放送鳥取局が本放送を開始[135]
  • 3月2日 - 東北総合通信局、ラジオ福島に対して福島局、郡山局に本免許を交付[136]
  • 3月17日 - 九州総合通信局、日本放送協会(NHK熊本放送局)に対して五ヶ瀬局に予備免許を交付[137]
  • 3月23日 - 近畿総合通信局、和歌山放送に対して新宮局、九度山局、串本局の本免許を交付[138]
  • 3月26日 - ラジオ福島福島局、郡山局が本放送を開始[139]
  • 3月28日 - 北陸総合通信局、福井放送に対して福井局に本免許を交付[140]
  • 3月30日
    • 関東総合通信局、茨城放送に対して守谷局に予備免許を交付[141]
    • NHK高知放送局の宿毛局が本放送を開始[142]
  • 3月31日
    • 九州総合通信局、南日本放送に対して蒲生局に予備免許を交付[143]
    • 宮崎放送延岡局が本放送を開始。
  • 4月1日
    • 福井放送福井局が本放送を開始[144]
    • 和歌山放送新宮局、九度山局、串本局が本放送を開始[138]
  • 4月6日 - 関東総合通信局、茨城放送に対して守谷局に本免許を交付。
  • 4月7日 - 茨城放送守谷局が本放送を開始。
  • 4月20日 - 東北総合通信局、東北放送に対して本免許を交付[145]
  • 4月21日 - 中国総合通信局、山口放送に対して岩国局に本免許を交付[146]
  • 4月23日 - 山口放送岩国局が本放送を開始[147]
  • 5月1日 - 東北放送が本放送を開始[148]
  • 5月15日 - 中国総合通信局、山口放送に対して下関局に本免許を交付[149]
  • 5月21日 - 山口放送下関局が本放送を開始。
  • 6月2日 - 東北総合通信局、青森放送に対して八戸局に予備免許を交付[150]
  • 8月15日
  • 8月29日 - 東海総合通信局、静岡放送に対して三島局に予備免許を交付[153]
  • 9月1日
  • 9月20日 - 中国総合通信局、山口放送に対して阿東局に本免許を交付[156]
  • 9月23日 - 山口放送阿東局が本放送を開始[157]
  • 9月28日
    • 東北総合通信局、青森放送に対して青森局、八戸局に本免許を交付[158]
    • 東北総合通信局、ラジオ福島に対して金山局に予備免許を交付[159]
    • 近畿総合通信局、日本放送協会(NHK大阪放送局)に対してすさみ局に予備免許を交付[160]
    • 中国総合通信局、中国放送に対して久井局に本免許を交付[161]
  • 10月1日
    • 青森放送青森局、八戸局が本放送を開始[158]
    • 中国放送久井局が本放送を開始[162]
  • 10月5日 - 東北総合通信局、IBC岩手放送に対して室根局遠野局に予備免許を交付[163]
  • 10月16日 - 東北総合通信局、日本放送協会(NHK秋田放送局)に対して皆瀬局に予備免許を交付[164]
  • 10月20日 - 中国総合通信局、山口放送に対して豊浦局に本免許を交付[165]
  • 10月28日 - NHK徳島放送局の日和佐局が本放送を開始[166]
  • 10月30日 - 山口放送豊浦局が本放送を開始。
  • 10月31日 - NHK宮崎放送局の延岡局が本放送を開始[167]
  • 11月1日 - 南日本放送蒲生局が本放送を開始。
  • 11月20日 - 沖縄総合通信局琉球放送ラジオ沖縄に対して予備免許を交付[168]
  • 11月22日 - 東北総合通信局、IBC岩手放送に対して室根局、遠野局に本免許を交付[169]
  • 11月25日 - IBC岩手放送室根局、遠野局が本放送を開始。
  • 12月1日
    • 北陸総合通信局、北陸放送に対して七尾局、輪島局に本免許を交付[170]
    • 静岡放送浜松局、三島局が本放送を開始[171]
    • NHK鹿児島放送局の徳之島局が本放送を開始[172]
  • 12月4日 - 北陸放送七尾局、輪島局が本放送を開始。
  • 12月6日
  • 12月15日 - 沖縄総合通信局、琉球放送、ラジオ沖縄に対して本免許を交付[178]
  • 12月16日 - 琉球放送、ラジオ沖縄が本放送を開始。
  • 12月18日 - 北陸総合通信局、福井放送に対して小浜局、大野局に本免許を交付[179]
  • 12月19日 - 信越総合通信局、信越放送に対して長野局、高ボッチ局、飯田局に予備免許を交付[180]
  • 12月21日 - 関東総合通信局、栃木放送に対して宇都宮局に予備免許を交付[181]
  • 12月24日 - 山梨放送甲府局が本放送を開始。
  • 12月25日 - 福井放送小浜局、大野局が本放送を開始。
  • 12月26日
    • 関東総合通信局、栃木放送に対して宇都宮局に本免許を交付[182]
    • 中国総合通信局、山陽放送に対して予備免許を交付[183]
  • 12月28日 - 栃木放送宇都宮局が本放送を開始[182]

2018年

  • 1月16日
    • 東北総合通信局、ラジオ福島に対して金山局に本免許を交付[184][185]
    • 中国総合通信局、中国放送に対して三次局に予備免許を交付[186]
  • 1月30日 - ラジオ福島金山局が本放送を開始[187]
  • 2月5日 - NHK熊本放送局の五ヶ瀬局が本放送を開始[167]
  • 2月15日 - 東北総合通信局、ラジオ福島に対して若松局に予備免許を交付[188]
  • 2月19日 - 中国総合通信局、山陰放送に対して松江局に予備免許を交付[186]
  • 2月23日 - 四国総合通信局、南海放送に対して今治局、久万局、御荘局に予備免許を交付[189]
  • 2月28日 - 信越総合通信局、信越放送に対して善光寺平局聖局飯山野沢局に予備免許を交付[190]
  • 3月7日 - 東海総合通信局、岐阜放送に対して本免許を交付[191]
  • 3月10日 - 岐阜放送が本放送を開始[192]
  • 3月16日
    • 近畿総合通信局、京都放送に対して本免許を交付[193]
    • 四国総合通信局、日本放送協会(NHK高知放送局)に対して仁淀局、蟠蛇ヶ森局、東津野局に予備免許を交付[194]
  • 3月19日 - 信越総合通信局、信越放送に対して長野局に本免許を交付[195]
  • 3月20日 - 関東総合通信局、栃木放送に対して足利局葛生局今市局塩原局に予備免許を交付[186]
  • 3月21日 - 山陽放送が本放送を開始。
  • 3月26日 - 信越放送長野局が本放送を開始[196]
  • 3月27日 - 南海放送今治局、久万局、御荘局が本放送を開始。
  • 3月30日
    • 東北総合通信局、日本放送協会(NHK盛岡放送局)に対して岩泉小本局に予備免許を交付[197]
    • 東北総合通信局、山形放送に対して予備免許を交付[198]
  • 4月2日 - 京都放送が本放送を開始[199]
  • 4月11日 - 中国総合通信局、山口放送に対して宇部局に本免許を交付。同日、本放送を開始[200]
  • 5月8日 - 四国総合通信局、日本放送協会(NHK松山放送局)に対して宇和島局に本免許を交付[201]
  • 5月16日 - NHK松山放送局の宇和島局が本放送を開始。
  • 6月5日 - 四国総合通信局、四国放送に対して徳島局池田局に予備免許を交付[202]
  • 6月15日 - 東北総合通信局、ラジオ福島に対していわき局原町局に予備免許を交付[203]
  • 6月20日 - 信越放送高ボッチ局、飯田局が本放送を開始[204]
  • 7月31日 - 四国総合通信局、南海放送に対して野村局に本免許を交付[205]
  • 8月1日
    • 栃木放送足利局、葛生局が本放送を開始[206][207]
    • 南海放送野村局が本放送を開始[205]
  • 8月2日 - 栃木放送今市局が本放送を開始[206][207]
  • 8月3日 - 栃木放送塩原局が本放送を開始[206][207]
  • 8月22日 - 近畿総合通信局、ラジオ関西に対して神戸局姫路局に予備免許を交付[208]
  • 8月29日 - 中国総合通信局、山口放送に対して須佐田万川局に本免許を交付。同日、本放送を開始[209]
  • 9月10日 - NHK札幌放送局の広尾局が本放送を開始[210]
  • 9月14日 - 四国総合通信局、日本放送協会(NHK松山放送局)に対して新居浜局に予備免許を交付[211]
  • 9月25日 - 中国総合通信局、中国放送に対して三次局に本免許を交付[212]
  • 9月28日
    • 信越総合通信局、信越放送に対して善光寺平局、聖局、飯山野沢局に本免許を交付。
    • 東北総合通信局、山形放送に対して本免許を交付[213]
  • 9月30日 - 四国放送徳島局、池田局が本放送を開始。
  • 10月1日 - 中国総合通信局、山陰放送に対して松江局に本免許を交付[214]。同日、本放送を開始。
  • 10月7日 - 信越放送善光寺平局、聖局、飯山野沢局が本放送を開始。
  • 10月15日 - 山形放送が本放送を開始。
  • 10月18日 - 東海総合通信局、日本放送協会(NHK静岡放送局)に対して富士宮局に予備免許を交付[215]
  • 10月19日 - NHK大阪放送局のすさみ局が本放送を開始[216]
  • 11月1日
    • 東北総合通信局、日本放送協会(NHK秋田放送局)に対して皆瀬局に本免許を交付[217]。同日、本放送を開始。
    • 北陸総合通信局、北陸放送に対して珠洲局に本免許を交付[218]
  • 11月2日 - 四国総合通信局、日本放送協会(NHK高知放送局)に対して仁淀局に本免許を交付[219]
  • 11月5日 - NHK高知放送局の仁淀局が本放送を開始[219]
  • 11月12日 - 中国総合通信局、山口放送に対して山口鴻ノ峯局に本免許を交付[220]。同日、本放送を開始。
  • 11月19日 - 東北総合通信局、ラジオ福島に対して若松局、いわき局、原町局に本免許を交付[221]
  • 11月28日 - 北陸総合通信局、福井放送に対して敦賀局美浜局に本免許を交付[222]
  • 11月29日 - 東北総合通信局、日本放送協会(NHK盛岡放送局)に対して岩泉小本局に本免許を交付[223]
  • 12月1日
    • ラジオ福島若松局、いわき局、原町局が本放送を開始[221]
    • NHK盛岡放送局の岩泉小本局が本放送を開始[223]
  • 12月3日 - 福井放送敦賀局、美浜局が本放送を開始。
  • 12月5日 - 中国総合通信局、山口放送に対して周防大島局に本免許を交付[224]。同日、本放送を開始。
  • 12月7日 - 九州総合通信局、日本放送協会(NHK鹿児島放送局)に対して川内出水局に予備免許を交付[225]
  • 12月14日 - 関東総合通信局、山梨放送に対して身延局三ツ峠局に本免許を交付[226]
  • 12月23日 - 山梨放送身延局、三ツ峠局が本放送を開始[227]

2019年

補完中継局一覧(周波数使用計画を含む)

〜90.0MHz

周波数
MHz
送信場所 中波放送
の放送
対象地域
中波放送
の親局の
送信場所
放送局名・
系統名等
目的 備考
76.1
奥飛騨温泉郷(岐阜) 中京広域圏 愛知・弥富 NHK名古屋第1 地理的・地形的難聴 -
76.2
香美(8局) 近畿広域圏 大阪・堺 NHK大阪第1
76.5
東津野(津野) 高知県 高知 NHK高知第1
76.7
山田 岩手県 矢巾 IBC岩手放送 災害 臨時局を経て本放送移行
珠洲(能登) 石川県 野々市 北陸放送 外国波混信 -
76.9
大瀬戸雪浦(西海) 長崎県 長崎 NHK長崎第1
77.0
与論 鹿児島県 霧島 NHK鹿児島第1 地理的・地形的難聴
77.1
輪島 石川県 野々市 北陸放送 外国波混信
地理的・地形的難聴
77.4
蟠蛇ヶ森(須崎) 高知県 高知 NHK高知第1 地理的・地形的難聴
77.8
東金山 福島県 福島 ラジオ福島
香美(11局) 兵庫県 淡路 ラジオ関西
78.1
仁淀(仁淀川) 高知県 高知 NHK高知第1
78.2
五ヶ瀬 熊本県 熊本 NHK熊本第1
78.3
奄美住用 鹿児島県 霧島 NHK鹿児島第1 外国波混信
78.8
与論 全国 鹿児島・霧島 NHK鹿児島第2 地理的・地形的難聴
79.3
西金山 福島県 福島 ラジオ福島
金山
種子島(西之表) 鹿児島県 霧島 NHK鹿児島第1 外国波混信
79.4
隠岐 島根県 出雲 NHK松江第1
蒲江 大分県 大分 NHK大分第1 地理的・地形的難聴
徳之島 鹿児島県 霧島 NHK鹿児島第1 外国波混信
79.5
与那国 沖縄県 南城 ラジオ沖縄
79.6
南大東
80.0
水上 熊本県 合志 熊本放送 地理的・地形的難聴
80.1
新川 富山県 富山 北日本放送 外国波混信
砺波
名護 沖縄県 南城 ラジオ沖縄
80.3
岩泉小本 岩手県 矢巾 IBC岩手放送 -
日原(津和野) 島根県 出雲 NHK松江第1
喜界 鹿児島県 霧島 NHK鹿児島第1 外国波混信
与那国 全国 沖縄・豊見城 NHK沖縄第2
80.5
二戸 岩手県 矢巾 IBC岩手放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
大槌 地理的・地形的難聴
80.7
徳之島 鹿児島県 霧島 NHK鹿児島第2 外国波混信
81.3
奄美宇検 NHK鹿児島第1
81.4
南大東 沖縄県 豊見城 琉球放送
81.5
祖納 南城 ラジオ沖縄
東成瀬 秋田県 秋田 NHK秋田第1 地理的・地形的難聴
81.6
屈斜路(弟子屈) 北海道 釧路 NHK釧路第1
82.2
多良間 沖縄県 豊見城 琉球放送 外国波混信
82.3
種子島 鹿児島県 霧島 南日本放送 地理的・地形的難聴
82.6
父島 関東広域圏 埼玉・久喜 NHK東京第1 外国波混信
母島
名護 沖縄県 豊見城 琉球放送
82.7
伊良部
83.1
祖納 全国 沖縄・豊見城 NHK沖縄第2
83.4
奄美大和 鹿児島県 霧島 NHK鹿児島第1
83.5
与那国 沖縄県 豊見城 NHK沖縄第1
南大東
83.6
多良間 南城 ラジオ沖縄
83.9
祖納 豊見城 琉球放送
84.1
伊良部 南城 ラジオ沖縄
川湯(弟子屈) 北海道釧根圏 釧路 NHK釧路第1 地理的・地形的難聴
84.2
皆瀬(湯沢) 秋田県 秋田 NHK秋田第1
84.6
父島 全国 埼玉・久喜 NHK東京第2 外国波混信
母島
84.7
与那国 沖縄県 南城 ラジオ沖縄
85.0
瀬戸浦板(西海) 長崎県 長崎 NHK長崎第1
85.2
祖納 沖縄県 豊見城 NHK沖縄第1
85.5
一関 岩手県 矢巾 IBC岩手放送 地理的・地形的難聴
85.6
小千谷 新潟県 新潟 NHK新潟第1 災害 臨時局(廃止)
86.0
木祖楢川 長野県 長野 NHK長野第1 地理的・地形的難聴 -
86.3
国頭 沖縄県 南城 ラジオ沖縄 外国波混信
86.4
室根(一関) 岩手県 矢巾 IBC岩手放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
美祢 山口県 周南 山口放送 外国波混信
地理的・地形的難聴
長門 外国波混信
豊浦(下関)
都市型難聴
須佐田万川(萩) 地理的・地形的難聴
86.6
南木曽 長野県 長野 NHK長野第1
86.7
蒲生 鹿児島県 霧島 南日本放送 災害
86.8
福井国見 福井県 福井 NHK福井第1 外国波混信
87.1
松江 鳥取県・島根県 鳥取・米子 山陰放送 -
87.5
赤名 島根県 出雲 NHK松江第1 地理的・地形的難聴
87.8
遠野 岩手県 矢巾 IBC岩手放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
石垣 沖縄県 南城 ラジオ沖縄 外国波混信
88.0
頓原 島根県 出雲 NHK松江第1 地理的・地形的難聴
88.1
日立 茨城県 水戸 茨城放送
守谷
88.2
富士宮 静岡県 静岡 NHK静岡第1
88.3
岩泉小本 岩手県 矢巾 NHK盛岡第1
福井川西 福井県 福井 NHK福井第1 外国波混信
88.6
七尾 石川県 野々市 北陸放送 外国波混信
地理的・地形的難聴
88.8
国頭 沖縄県 豊見城 琉球放送 外国波混信
89.0
石垣
89.2
来島 島根県 出雲 NHK松江第1 地理的・地形的難聴
89.5
越廼 福井県 福井 NHK福井第1 外国波混信
89.9
東蒲江 大分県 大分 NHK大分第1 地理的・地形的難聴
川内出水(紫尾山) 鹿児島県 霧島 NHK鹿児島第1 外国波混信
地理的・地形的難聴

90.1MHz〜

周波数
(MHz)
送信場所 中波放送
の放送
対象地域
中波放送
の親局の
送信場所
放送局名・
系統名等
目的 備考
90.1
広尾 北海道十勝圏 音更 NHK帯広第1 - -
秋田 秋田県 秋田 秋田放送 災害
三島(熱海) 静岡県 静岡 静岡放送
90.2
いわき 福島県 福島 ラジオ福島 都市型難聴
地理的・地形的難聴
原町(南相馬)
富山 富山県 富山 北日本放送 災害
福岡(九千部山) 福岡県 福岡 九州朝日放送 都市型難聴
災害
90.3
高松 香川県 高松 西日本放送 -
90.4
札幌 北海道 江別 STVラジオ 都市型難聴
岐阜 岐阜県 岐阜 岐阜放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
宮崎 宮崎県 宮崎 宮崎放送 都市型難聴
災害
90.5
東京(墨田) 関東広域圏 埼玉・戸田 TBSラジオ
90.6
盛岡 岩手県 矢巾 IBC岩手放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
大阪(生駒山) 近畿広域圏 大阪・高石 毎日放送 都市型難聴
佐世保 長崎県・佐賀県 長崎・長崎 長崎放送 地理的・地形的難聴
90.7
佐伯 大分県 大分 NHK大分第1 地理的・地形的難聴
90.8
福島 福島県 福島 ラジオ福島 都市型難聴
地理的・地形的難聴
郡山
若松
高知 高知県 高知 高知放送 -
90.9
甲府(笛吹) 山梨県 甲斐 山梨放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
身延
三ツ峠(富士河口湖)
91.0
福岡(九千部山) 福岡県 福岡 RKB毎日放送 都市型難聴
災害
91.1
足利 栃木県 鹿沼 栃木放送 -
神戸 兵庫県 淡路 ラジオ関西 都市型難聴
地理的・地形的難聴
姫路
91.2
善光寺平(長野) 長野県 長野 信越放送 地理的・地形的難聴
聖(長野)
飯山野沢(野沢温泉)
川之江 愛媛県 松山 南海放送
壺神(大洲)
八幡浜 災害
久万(久万高原)
91.3
すさみ(白浜) 近畿広域圏 大阪・堺 NHK大阪第1
91.4
岡山 岡山県 岡山 山陽放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
熊本 熊本県 合志 熊本放送 都市型難聴
91.5
札幌 北海道 江別 北海道放送
北九州 福岡県 福岡 RKB毎日放送 都市型難聴
災害
91.6
東京(墨田) 関東広域圏 埼玉・川口 文化放送
田辺 和歌山県 和歌山 和歌山放送 地理的・地形的難聴
九度山
91.7
青森(五所川原) 青森県 青森 青森放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
松山(伊予) 愛媛県 松山 南海放送 災害 実験運用局を経て本放送移行
新居浜
宇和島 -
大洲 地理的・地形的難聴
今治 災害
御荘(愛南)
野村(大洲)
91.8
諫早 長崎県・佐賀県 長崎・長崎 長崎放送 都市型難聴
91.9
大阪(生駒山) 近畿広域圏 大阪・堺 大阪放送
92.1
那覇(豊見城) 沖縄県 豊見城 琉球放送 都市型難聴
災害
92.2
長野(松本) 長野県 長野 信越放送 地理的・地形的難聴
鳥取(鉢伏山) 鳥取県・島根県 鳥取・米子 山陰放送 都市型難聴
外国波混信
92.3
周南(防府) 山口県 周南 山口放送
柳井(石城山) 外国波混信
岩国 都市型難聴
外国波混信
下関
阿東(山口) 外国波混信
宇部 地理的・地形的難聴
山口鴻ノ峯(山口)
周防大島
人吉 熊本県 熊本 熊本放送 地理的・地形的難聴
災害
92.4
山形 山形県 山形 山形放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
横浜 神奈川県 川崎 アール・エフ・ラジオ日本
御坊 和歌山県 和歌山 和歌山放送 地理的・地形的難聴
串本
92.5
宿毛 高知県 高知 NHK高知第1 災害
92.6
新居浜 愛媛県 松山 NHK松山第1
長崎 佐賀県・長崎県 長崎 長崎放送 都市型難聴
92.7
八戸 青森県 青森 青森放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
新潟(弥彦山) 新潟県 新潟 新潟放送 災害
行橋(大坂山) 福岡県 福岡 九州朝日放送 都市型難聴
災害
92.8
鹿児島 鹿児島県 霧島 南日本放送 災害
92.9
名古屋(三国山) 中京広域圏 愛知・あま 東海ラジオ放送 都市型難聴
93.0
東京(墨田) 関東広域圏 千葉・木更津 ニッポン放送 都市型難聴
災害
徳島 徳島県 徳島 四国放送 都市型難聴
池田
糸島 福岡県 福岡 九州朝日放送 都市型難聴
災害
延岡 宮崎県 宮崎 NHK宮崎第1 災害
93.1
那覇(南風原) 沖縄県 南城 ラジオ沖縄 都市型難聴
災害
93.3
大阪(生駒山) 近畿広域圏 大阪・高石 朝日放送 都市型難聴
大分 大分県 杵築 大分放送 地理的・地形的難聴
93.4
葛生 栃木県 鹿沼 栃木放送 -
今市
塩原
93.5
仙台 宮城県 仙台 東北放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
佐賀(八幡岳) 長崎県・佐賀県 佐賀・佐賀 長崎放送 地理的・地形的難聴
93.6
小浜 福井県 坂井 福井放送 外国波混信
地理的・地形的難聴
敦賀 都市型難聴
外国波混信
美浜
宇和島 愛媛県 松山 NHK松山第1 災害
93.7
名古屋(三国山) 中京広域圏 三重・桑名 CBCラジオ 都市型難聴
阿久根(紫尾山) 鹿児島県 霧島 南日本放送 災害
93.9
静岡(高草山) 静岡県 静岡 静岡放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
94.0
金沢(野々市) 石川県 野々市 北陸放送 都市型難聴
外国波混信
北九州 福岡県 福岡 九州朝日放送 都市型難聴
災害
94.1
宇都宮 栃木県 鹿沼 栃木放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
94.2
高ボッチ(塩尻) 長野県 長野 信越放送 地理的・地形的難聴
飯田
和歌山(岩屋山) 和歌山県 和歌山 和歌山放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
新宮 地理的・地形的難聴
水俣 熊本県 合志 熊本放送 地理的・地形的難聴
災害
鹿屋 鹿児島県 霧島 南日本放送 災害
94.6
水戸(加波山) 茨城県 水戸 茨城放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
福井 福井県 坂井 福井放送 都市型難聴
大野 外国波混信
地理的・地形的難聴
広島 広島県 江田島 中国放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
福山 都市型難聴
久井(世羅) 地理的・地形的難聴
三次 -
日和佐 徳島県 徳島 NHK徳島第1 災害
糸島 福岡県 福岡 RKB毎日放送 都市型難聴
災害
94.7
延岡 宮崎県 宮崎 宮崎放送 地理的・地形的難聴
災害
浜松 静岡県 静岡 静岡放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴
94.8
行橋(大坂山) 福岡県 福岡 RKB毎日放送 都市型難聴
災害
枕崎 鹿児島県 霧島 南日本放送 災害
94.9
京都(比叡山) 滋賀県京都府 京都・久御山 京都放送 都市型難聴
地理的・地形的難聴

海外の事例

韓国では、1960年代に旧TBC(東洋放送)の前身・ソウルFM放送が、最初に民放FMを始めた。

音楽放送以外にも、AM放送難聴対策としてのFM補完放送が広く行われており、「標準FM放送」として体系化され、呼出符号に「-SFM」(“Standard FM”の略)という後付が存在している。

1980年、韓国政府主導で言論統廃合施策が実施され、KBS(韓国放送公社)はTBCを吸収し、TBCラジオをKBS第2ラジオとして引き継ぎ、2024年現在もAM放送を継続しているが、標準FMで放送していることから、“Happy FM”という愛称が付いている。また、同局運営のKBS第1ラジオでもAM放送を行っているが、テレビCMではAM放送の周波数ではなく、ソウル局の標準FM放送周波数を紹介している。

脚注・出典

脚注

  1. ^名護局国頭局。沖縄本局(783→864kHz)以外に当時、放送支局・中継局がなかった。
  2. ^名護局・国頭局。沖縄本局(738kHz)以外に当時、放送支局・中継局がなかった。
  3. ^石垣局祖納局与那国局宮古島市(当時は平良市)に中波の放送支局(1125kHz)が存在していたが2005年5月2日に廃局された。
  4. ^祖納局(ラジオ第2)・与那国局。
  5. ^南大東局
  6. ^1970年代から各家電メーカーが発売したFM対応ラジオ、ラジカセ、コンポでは、大半はFMをアナログテレビの1chから3chの領域を含めた76MHzから108MHzで設定したもの、メーカーによってはアナログ4chから12chに当たる170MHzから220MHzが受信できたバージョンも多数ある(まれにUHF(13chから62ch)に当たる470MHzから770MHzが受信できたものもある。ただし予め1chから3ch相当の音声周波数(95.75・101.75・107.75MHz)に固定して設定している物は90MHz以上のFM補完放送を受信できない)。現在でもいわゆるBCL向けラジオ(ソニーパナソニックANDOAudio CommDEGENTECSUNや、アイコムアルインコ八重洲無線といった通信機型など)ではそれらの周波数を聴取できる機種が多数販売されている。

出典

  1. ^「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」中間取りまとめ 概要(報道資料2014年3月12日)PDF(総務省)
  2. ^北日本放送、FM補完中継局の免許状交付 KNBニュース、2014年11月26日
  3. ^災害対策・難聴対策のためのFM補完中継局の予備免許取得について TBSラジオ、2014年9月3日
  4. ^「放送ネットワークの強靭化に関する検討会」中間取りまとめの公表及び意見募集の結果(報道資料2013年7月17日)(総務省)
  5. ^「放送ネットワークの強靭化に関する検討会」中間取りまとめ(報道資料2013年7月17日)PDF(総務省)
  6. ^V-Lowマルチメディア放送及び放送ネットワークの強靭化に係る周波数の割当て・制度整備に関する基本的方針の公表及び意見募集の結果(報道資料2013年9月27日)(総務省)
  7. a b 「V-Lowマルチメディア放送及び放送ネットワークの強靭化に係る周波数の割当て・制度整備に関する基本的方針」(報道資料2013年9月27日)PDF(総務省)
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  9. a b c 「AMラジオ放送を補完するFM中継局に関する制度整備の基本的方針」(報道資料2014年1月31日)PDF(総務省)
  10. ^第1003回電波監理審議会(2014年3月12日開催)議事録PDF(総務省)
  11. ^第1003回電波監理審議会(2014年3月12回開催)会長会見用資料PDF(総務省)
  12. ^放送法施行規則等の一部を改正する省令案等に係る電波監理審議会への諮問及びその答申並びに意見募集の結果-FM方式によるAMラジオ放送の補完中継局に関する制度整備及び北海道における地上デジタルテレビジョン放送の受信環境改善(報道資料2014年3月12日)(総務省)
  13. ^【別添1】 制度整備の概要(報道資料2014年3月12日)PDF(総務省)
  14. ^【別添2-1】 放送法施行規則の一部を改正する省令案(報道資料2014年3月12日)PDF(総務省)
  15. ^【別添2-2】 放送法施行規則の一部を改正する省令案(報道資料2014年3月12日)PDF(総務省)
  16. ^【別添3】 電波法施行規則の一部を改正する省令案(報道資料2014年3月12日)PDF(総務省)
  17. ^【別添4】 無線局免許手続規則の一部を改正する省令案(報道資料2014年3月12日)PDF(総務省)
  18. a b 【別添5-1】 基幹放送用周波数使用計画の一部を変更する告示案(報道資料2014年3月12日)PDF(総務省)
  19. ^【別添5-2】 基幹放送用周波数使用計画の一部を変更する告示案(報道資料2014年3月12日)PDF(総務省)
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