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奈良先端科学技術大学院大学

奈良先端科学技術大学院大学(ならせんたんかがくぎじゅつだいがくいんだいがく、英語: Nara Institute of Science and Technology)は、奈良県生駒市高山町8916番地の5に本部を置く日本の国立大学である。1991年に設置された。大学の略称はNAIST(ナイスト)、奈良先端大学
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概観

関西文化学術研究都市の中核。第一線の教授陣と最先端研究に資する充実した設備、既存の学部概念を取り払った柔軟な教育・研究体制が特徴。国家戦略「科学技術立国」を目的に、大学院に特化した研究教育機関、国立理工系大学院大学として設置。キャッチコピーは、無限の可能性、ここが最先端 -Outgrow your limits-である。

教育・研究

日本国内では最初に全学共同利用分散コンピュータネットワークである「曼陀羅(Mandara)」の運用を開始した。同様の全学規模のプロジェクトしては、マサチューセッツ工科大学の「アテナプロジェクト」が上げられる。当時としては、最先端のグラフィックスワークステーション100台規模の学内LANによって基盤ネットワークが構築された。
キャンパスベースでは、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)が日本最初の共同利用分散ネットワークシステムであったが、全学ベースでは、日本では最初の構築事例になっている。
NAISTでなされた自然言語処理の研究およびソフトウェア開発は、多くの他のプロジェクトで使われている。例として、日本語の分かち書き解析ソフトである、ChaSenは本学の松本研究室で開発された。このソフト及びフリーソフトであるKakashiによって、日本語コーパスのデータベース化が促進され、フリーソフトであるNamazuや日立基礎研究所及び国立情報学研究所らのチームによる、連想検索システムGETA(Namazuに下駄を履かせるに由来)が開発された。その後、GETAの開発に基づき、現在の国立情報学研究所におけるWeb検索サービスが構築され現在に至る。さらに、ChaSenの後継であるMeCab、および係り受け解析器のCaboChaも松本研究室(当時)の工藤拓によって開発されたものである。
またバイオサイエンスでは2012年のノーベル生理学・医学賞受賞者である山中伸弥が京都大学に移籍する前に在籍、初めて自分の研究室を持ちiPS細胞の研究を開始、人生の決定的な転機となったところである。一番弟子の高橋和利らに出会ったのもここである。山中が研究に使用した機材は今も保管されている。

COEプログラム

21世紀COEプログラム
  • 「フロンティアバイオサイエンスへの展開」
    • バイオサイエンス研究科
  • 「ユビキタス統合メディアコンピューティング」
    • 情報科学研究科
グローバルCOEプログラム
  • 「フロンティア生命科学グローバルプログラム」
    • バイオサイエンス研究科

出典

公式サイト

最終更新: 2019年2月14日 (木) 21:50
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