シシド・カフカ
来歴・人物
1985年、メキシコ出身。本名は、宍戸佑名。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。
小学校時代まで日本で過ごす。12歳の時、父の仕事の関係でアルゼンチンに移住し、中学時代を過ごす。
14歳の時に、両親からサイレントドラムをプレゼントされたことがきっかけでドラムを始める。両親がドラムのトレーナーとして呼んだのは(バンドネオン奏者アストル・ピアソラの孫であり、自身も人気ジャズ・バンドのプロドラマーである)ダニエル・ピピ・ピアソラだった。週に1回、ピアソラがドラムを教えに来てくれるようになり、スティックの握り方を始め一から伝授された。アルゼンチンからは2年で帰国。高校時代からバンド活動を始め、大学時代には最高8バンドを掛け持ちしていた時期もある。
19歳の時にTHE NEWSに3代目ドラマーとして加入、プロドラマーとして活動を開始する。(同時に、モデル活動も開始する。)
2005年、20歳の時に大島賢治(ドラマー)、平出悟(音楽プロデューサー)と出会い、「一緒に音楽をやらないか」と誘われる。2012年に、インペリアルレコードより、「デイドリームライダー」で配信デビュー。芸名の「カフカ」(kavka)は、チェコ語でコクマルガラスというカラスの一種のことである。名付け親はコピーライターの渡辺潤平で、本人がいつも黒い服を着ていたことから、カラスをイメージしたのだという。ドラムを叩く際は、常に裸足になっている。「どんな靴を履いていても、靴の厚みと重みで、自分の置きたい所でキックを踏む計算が出来なくなるから」ということが理由で、最高に演奏するためのこだわりだと発言している。
音楽性・影響
ドラム・スタイルに一番影響を受けたのは、レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムである。彼のファンだったThe Newsのメンバーのすすめによる。当時は自身が好きかどうかには関係なく、ドラマーの考え方として面白いという観点から、色々なことを吸収したという。また、来日した「スティーヴ・ガッド」のライヴを観に行った際、その繊細かつパワフルでメロディアスなプレイに感銘を受けたと語っている。
きちんと歌詞を聴くようになったきっかけは、越路吹雪の曲をカバーしたことである。歌詞をしっかり読んでみたところ、歌謡曲も面白いと感じ、歌謡曲について追究するようになった。山口百恵の大ファンであると公言。越路吹雪がきっかけで歌謡曲を追究する内に、山口百恵に熱中するようになったという。
シグネイチャーモデル
TAMA Drumsよりシグネチャースティック、シシド・カフカモデルが発売されている。
ディスコグラフィ
シングル
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1st | 2012年09月19日 | 愛する覚悟 | TECI-280 (初回限定盤) TECI-281 (通常盤) |
全2+3曲
通常盤
初回限定盤
DVD
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初回限定盤DVDに『愛する覚悟』『デイドリームライダー』のMV収録 オリコン最高59位、登場回数3回 |
2nd | 2013年02月20日 | music | TECI-293 (初回限定盤) TECI-294 (通常盤) |
全3+1曲
通常盤
初回限定盤
DVD
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初回限定盤DVDに『music』MV、 2012年9月のデビュー記念ライブより『愛する覚悟』のダイジェストムービー、 『プリッツ』テレビCMのメイキングムービー収録 通常版は、『music』のデモバージョンがボーナストラックとして収録 オリコン最高87位、登場回数3回 |
3rd | 2013年05月22日 | キケンなふたり | TECI-308 (初回限定盤) TECI-309 (通常盤) |
全4+1曲
通常盤
初回限定盤
DVD
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初回限定盤DVDに『キケンなふたり』MV収録 通常版は、『キケンなふたり』の別バージョンがボーナストラックとして収録 オリコン最高63位、登場回数3回 |
4th | 2014年01月29日 | 我が儘/Miss.ミスミー | TECI-333 (初回限定盤) TECI-334 (通常盤) |
全2+1曲
通常盤
初回限定盤
DVD
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初回限定盤DVDに『我が儘』『Miss.ミスミー』のMV、 2013年9月のワンマンライブ SHIBUYA CLUB QUATTROライブ映像収録 初回限定盤のジャケットは全5000種類。 取り外し可能なポラロイド写真がジャケットの上に貼られた1点ものとなっている 通常版のみ『焼肉プリンセス』を収録 オリコン最高52位 |
ミュージックビデオ
ディレクター | 曲名 |
今井"Lucy"淳也 | 「DAY DREAM RIDER」「愛する覚悟」「Miss.ミスミー 〜 我が儘」 |
ムラカミタツヤ | 「music」 |
中村哲平 | 「キケンなふたり」 |
藤田 ポポロ 宏治 | 「ラヴコリーダ」「ダメかしら?」 |
番場秀一 | 「Don't be love feat.斉藤和義」「バネのうた feat.甲本ヒロト」 |
斎藤渉 | 「朝までsugar me」「Get up!」 |
田中のぞみ | 「タチアガレ」 |
ラジオ
- シシド・カフカのオールナイトニッポン0(ZERO)(ニッポン放送)- 2013年04月03日深夜から2014年3月終了。
- 土曜の夜にはカラスが鳴く(bayfm)- 2013年04月06日から毎週土曜24時〜放送中。
出典
脚注・外部リンク
- シシド・カフカ|Official Website THE DRUM'N'GIRL SHISHIDO KAVKA - 公式サイト
- シシド・カフカ(Shishido Kavka) / IMPERIAL RECORDS - 以前の所属レーベルによるアーティストページ
- セカンドアルバム「トリドリ」 特設サイト
- シシド・カフカ 公式ブログ - オフィシャルブログ
- ミニアルバム『K5(Kの累乗)』スペシャルページ
- iTunes
- TAMA シグネイチャー スティック