立命館大学
立命館大学(りつめいかんだいがく、英語: Ritsumeikan University)は、京都府京都市中京区西ノ京朱雀町1に本部を置く日本の私立大学である。1922年に設置された。大学の略称は立命(りつめい)、立命館(りつめいかん)、立命大(りつめいだい)<ref>立命館大学</ref>。
概観
1869年(明治2年)西園寺公望が私塾立命館を創始。1900年(明治33年) 中川小十郎が設立した京都法政学校を前身とする。京都法学校を吸収。1922年に、大学令による立命館大学を設置。法学部・文学部・映像学部・産業社会学部・国際関係学部・経営学部・政策科学部・総合心理学部・グローバル教養学部・経済学部・理工学部・情報理工学部・生命科学部・薬学部・スポーツ健康科学部・食マネジメント学部の12学部20研究科が設置されている(2018年現在)。 因みに「立命館」の名前の由来は、孟子「盡心章句(じんしんしょうく)」にある「殀寿貳(ようじゅたが)わず、身を修めて以て之を俟(ま)つは、命を立つる所以(ゆえん)なり」(人間の寿命は天命によって決められており、修養に努めてその天命を待つのが人間の本分である)から採られている。
建学の精神
建学の精神は「自由と清新」である。教学理念は「平和と民主主義」である<ref>[1]</ref>。
立命館大学全学協議会
立命館大学には最高の協議機関である「立命館大学全学協議会」を設置している。1948年9月25日に名誉総長の末川博によって創設。 参加者は常任理事会、学友会、院生協議会連合会、教職員組合および生活協同組合(オブザーバー)の各代表となっている。 特に学生や大学院生の代表を大学自治の重要な担い手として位置づけ、正式な構成員としている点が特徴的であり、立命館大学の掲げる「全構成員自治」の要となる民主的制度である。 この全学協議会では、学園の重要な課題である長期計画や教学課題、学生生活課題、学費課題など正課や課外を問わず、大学運営や学園創造に関するすべての重要な事項について協議をし、学園の構想に反映させ教育やキャンパス環境の高度化を図っている。
立命館土曜講座
立命館土曜講座は、大学の社会的開放および生涯教育への対応として実施している無料公開講座。当時の学長であった末川が、提唱して開講されたもので、第一回目の講座は1946年3月31日に実施された。また、これに関連して、1962年から1965年にかけて、読売テレビと共同して『テレビ大学講座』を制作していた。現在は、衣笠キャンパスで実施している土曜講座のほかに、びわこ・くさつキャンパスで『立命館びわこ講座』、学校法人立命館の学校や事務所なども使用して公開講座が開催されている。
西園寺文庫
図書館内にある文庫。西園寺家伝来の貴重な資料のほか、西園寺公望自身が収集した資料を含む。総冊数13,072。西園寺文庫の資料は、西園寺が生前4回にわたって立命館大学に寄贈した資料を中心に構成されており、その前身は1938年同校に設置された「西園寺公文庫」である。一回目の寄贈は1925年5月に行われたが、これは立命館大学(旧制)が大学昇格条件を満たすために整備した立命館文庫に対して記念寄贈されたもので、英仏書187冊であった。その後、1930年10月16日に和漢書約300冊、1938年6月には西園寺家伝来の和綴本739部881冊の寄贈が為された。この和綴書には、宮中儀式、有職故実関係、改元記録、和歌関係などの貴重文書が含まれている。そして最後、すなわち四回目の寄贈は1940年(昭和15年)5月に行われている。この最後の寄贈資料は和漢書6,671冊にもおよび、西園寺公が特に愛読していたと思われるものが大量に含まれているのが特徴とされる。
大学公式キャラクター
よむりすという名前の図書館イメージキャラクターがいる。モチーフは、りす。尻尾にRの文字があり、チャームポイント。性格は元気がよく、非常に活動的。趣味は、読書。琵琶湖・鴨川周辺散歩である。