自治厨とは、インターネットスラングの一種であり、「サービス上において管理者等の権限を持たないにもかかわらず、必要以上にサービスに対し管理行為を行おうとするユーザー」を指す。
概要
この種のユーザーに関しては、基本的には善意の行動であるが、得てして過剰な行動を行い、場合によっては悪質ユーザー扱いされる場合が存在する。また、荒らしユーザーが他者に対して行うレッテル貼りとしても用いられる。
行為
一般的にサービスのユーザーは「自らが活動する場所をよりよくする」ための活動を行い、ローカルルールの作成やマナーが悪いと思われる他ユーザーへの干渉を行う場合があり、これを自治と呼ぶ。 そしてこの種のユーザーは基本的には「サービスをよりよくする」という考え方が存在しているが、このように呼ばれる場合、基本的に「どうすればサービスが良くなるか」を理解していない、あるいは「( 僕の考えた )サービスを押し付ける」行為となっている場合が多く、まれに「荒らし行為を行う」ことを目的として「サービスを疲弊させるユーザー」がこの種のユーザーを偽装して活動している場合がある。
存在
この種のユーザーが問題となるのは特に管理者が管理行為を放置しているサービスや、特定のユーザーの排除が難しいサービスなどであり、管理者等の管理が行き届いていたり、特定のユーザーがこまめに排除される場合発生はあまり見られないと思われる。
問題点
この種のユーザーの問題点としては以下の通り。
- 過剰な管理行為
- ほかのユーザーのミスなど( たいていは些細なものである )を必要以上に責め、他者を誹謗中傷する場合がある。
- 管理者等が定めていないルールを独自に決め、それに従って他のユーザーを律しようとする
- 越権行為
- 例えば「明らかな荒らし行為を行うユーザー」など、通常管理者等に任せるべき状況であっても相談等を行わず、結果として編集合戦を引き起こしたりする。
- また、サービスの現状と会わないルールを提唱する場合も存在する。
- 一般的でないルールの押し付け
- そのサービスでルールとして定まっていないものを他者に押し付けようとする場合があり、場合によってはそれがサービスと相いれないものである場合が存在する。
- これは基本的に「他のサービス等の不文律」などである場合がある。
レッテル貼り
この言葉は荒らし等の悪質ユーザーが自らに反抗するユーザーに対しレッテル貼りとして用いる場合があるが、その場合基本的にはそのユーザーはそれに該当しない場合が多い。