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東京外国語大学

東京外国語大学(とうきょうがいこくごだいがく、英語: Tokyo University of Foreign Studies)は、東京都府中市朝日町3-11-1に本部を置く日本の国立大学である。1949年に設置。大学の略称は外語大(がいごだい)や外大(がいだい)、東京外大(とうきょうがいだい)、東外大(とうがいだい)などで、英語ではTUFS

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概観

旧制東京外国語学校を前身とする大学。東京大学一橋大学と同じ起源を持ち、また旧大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)とは姉妹校に当たる。東京外国語大学の前身教育機関である旧制東京外国語学校は一度廃校を経て復活するなど複雑な経緯をたどって設立されたため、3つの設立年代があり、後述のように東京外国語大学はそれぞれを「建学」・「創立」・「独立」と称している。
学部は、2012年(平成24年)3月まで、7課程26専攻を設置する外国語学部 (Faculty of Foreign Studies) のみだったが、2012年4月に改組され、言語文化学部と国際社会学部の2学部体制となった。専攻の言語や専攻言語に関する地域の文化に加えて人文・社会科学、さらに自然科学(おもに情報科学)を学ぶことができる。2012年4月以降改編された学部では、言語文化学部は言語教育を重視し、国際社会学部は言語以外の教育に重きを置くカリキュラムとなっている。

建学の理念

「世界諸地域の言語・文化・社会に関する高等教育の中心として、また、学際的研究拠点としての役割をさらに明確にし、広い視野と優れた言語運用能力、世界の諸地域に関する深い知識を備え、異文化間の相互理解に寄与し、日本と世界を結ぶ人材、地球的課題に取り組むことのできる人材の養成を目指すとともに、世界の最先端の水準をもつ研究成果を発信すること」と、している<ref>東京外国語大学 理念と構想</ref>。

教育・研究

世界中の言語が研究・教育されており、多くの語学専門家が所属している国内では唯一の国立外国語大学である。また狭義の語学だけにとらわれず、地域研究にも力点を置き、当該言語圏の政治、経済、社会、文化、習俗などについても教育・研究を行っている日本屈指の外国語・地域研究拠点である。単科大学でありながら、長きに渡って外交、文学、学界、マスコミ、商社、教育、芸術などの広い分野において、多数の著名人・指導者を輩出。

英語能力

英語専攻以外の学生であっても、英語に関する能力は総じて高い。英語専攻以外の語科では例年フランス語・ドイツ語・中国語・スペイン語・ロシア語を第一外国語とし、英語を第二外国語とする学生の入学が見られる。また、外国人留学生は概して日本語を第一外国語とし、英語を第二外国語とするケースが多い。

文理協働型グローバル人材育成プログラム

同じ西東京地区の国立大学である東京農工大学、電気通信大学と、グローバル人材の育成を目的として協働事業を展開。高大接続教育、学部教育が行われているほか、2019年4月からは大学院博士後期課程の共同専攻が設置される。

外語祭

学園祭は「外語祭」と呼ばれ、毎年11月下旬に5日間に渡って開催される。各語科・サークル・ゼミ等が発表や出展を行う。各専攻語の1年生はキャンパス中央広場でそれぞれの専攻語が使用されている国や地域の料理を振る舞う「料理店」の出店を行い、2年生以上の学生は専攻語で外国語劇「語劇」の上演を行っている。語劇は「生きた言語修得のための26言語・語劇支援」プログラムとして、2004年に文部科学省特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)に採択。

大学公式キャラクター

留学支援公式キャラクター「トビタくん」という鳥のマスコットがいる。また、学祭公式キャラクター「たふくじら」という鯨(虹色の歯がチャームポイント)もいる。どちらもLINEスタンプになっている。

関連項目

公式サイト

出典

脚注・リンク

最終更新: 2019年6月20日 (木) 16:19
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