山形大学(やまがただいがく、英語:Yamagata University)は、山形県山形市小白川町1丁目4番12号に本部を置く日本の国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は山大(やまだい)であるが、公式の文書には、形大(けいだい)と記載することがある。
概観
当大学は1949年(昭和24年)、国立学校設置法に基づき新制大学として発足した。母体となったのは、山形高等学校、山形師範学校、山形青年師範学校、米沢工業専門学校、山形県立農林専門学校である。人文社会科学部・地域教育文化学部・理学部・医学部・工学部・農学部の6学部7研究部から成る(2018年時点)。
建学の精神
「地域に根ざし、世界を目指す」をスローガンに、「自然と人間の共生」を理念とする。また、学生教育を中心とする大学創り・豊かな人間性と高い専門性の育成・「知」の創造・地域及び国際社会との連携・不断の自己改革を掲げている。
教育
教養教育を学士課程教育の基盤である「基盤教育」として重視しており、その運営・実施機関として「基盤教育院」を設置している。学生支援では、学生と大学の関係を密接にすることを狙いとして、大学が直接学生をスタッフとして雇用するインターンシップ制度が創設される見込みとなっている。他に、アドバイザーが新たな成績評価制度に基づいて個別の学生に指導・助言を行うYU-サポーティングシステム、ボランティアの学生サポーターと連携した就職支援事業なども進めている。
研究
世界レベルの若手研究者の育成を掲げるとともに(スタートアップ研究資金の支援、海外派遣プログラム、テニュア・トラック制による)、学部別では、医学部がグローバルCOEなどの競争資金の獲得を積極的に進めており、世界水準の高度先進医療の研究・教育拠点整備に取り組み実績を挙げている。工学部でも有機ELに代表される「有機エレクトロニクス技術」の世界的な研究拠点「有機エレクトロニクス研究センター」を設立し、有機エレクトロニクス技術で世界をリードすることが期待されている。
大学公式キャラクター
けっぱつちゃんという博物館キャラクターが存在する。寒河江市石田遺跡の出身で、「かなえでけっからなー」が口グセである[1]。