京都教育大学(きょうときょういくだいがく、英語: Kyoto University of Education)は、京都府京都市伏見区深草藤森町1に本部を置く日本の国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は、京教。
概要
1876年創立の京都府師範学校と1944年設立の京都青年師範学校を包括し、 1949年に新制京都学芸大学を設置。1966年に京都教育大学に改称、学芸学部も教育学部に改称した。2004年に国立大学法人となる。
教員養成課程の他に、1988年に総合科学課程(卒業に教員免許取得の義務を課さない課程、いわゆるゼロ免課程)を設けていたが、2006年にその総合科学課程の学生定員140名を学校教育教員養成課程に振り替え、学生定員の300名すべてを教員養成とする学部改組を行う。基本的に小学校の教員免許が必須取得で、加えて幼稚園あるいは中学校の専攻の教員免許を取得する。
隣接する藤森神社から連なる緑に覆われた大学で、多くの種類の野鳥が棲息し、樹木の種類も多かった。全国の国立大学の中で緑被率は2番目に高いと言われていた。
2005年4月に[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/寺田光世
寺田光世]が学長に就任した後に、京都府内の私立大学(同志社女子大学、京都産業大学、京都女子大学、佛教大学、立命館大学)と連携して開発した教育プログラム「連合大学院による教員養成高度化京都モデル」が文部科学省の「資質の高い教員養成推進プログラム(教員養成GP)」に採択され、同志社大学と龍谷大学も加わった連合教職大学院(連合教職実践研究科)を2008年度より立ち上げた。
また、2005年度(平成17年度)には現代的教育ニーズ取組支援プログラムとして大学の取り組み「知的財産創造・活用力を育成する教員の養成」が採択されている。
建学の理念
京都教育大学は、学芸についての深い研究と指導とをなし,教養高き人としての知識,情操,態度を養い,併せて教育者として必要な能力を得させることを目的とする。
教育・研究
連合教職実践研究科(専門職学位課程。京都産業大学、京都女子大学、同志社大学、同志社女子大学、佛教大学、立命館大学、龍谷大学との連合教職大学院で、基幹校は京都教育大学。京都府教育委員会、京都市教育委員会とも連携)を設置。
キャンパス
- 藤森学舎(京都市伏見区深草藤森町)
- 事務局、教育学部、教育学研究科、付属図書館、教育支援センター、特別支援教育臨床実践センター、教育臨床心理実践センター 、情報処理センター、保健管理センター、教育資料館など
- サテライト教室(キャンパスプラザ京都に設置)
- 第二学舎地区(京都市伏見区深草越後屋敷町)
- 男子寮、女子寮、国際交流会館、環境教育実践センター、附属高等学校など
- 京都地区附属学校
- 附属京都小学校(京都市北区紫野東御所田町)、附属京都中学校(京都市北区小山南大野町)
- 桃山地区附属学校
- 附属桃山小学校(京都市伏見区桃山筒井伊賀東町)、附属桃山中学校(京都市伏見区桃山井伊掃部東町)、附属幼稚園(京都市伏見区桃山井伊掃部東町)
- 附属特別支援学校(京都市伏見区深草大亀谷大山町)