京都大学(きょうとだいがく、英語: Kyoto University)は、京都府京都市左京区吉田本町36番地1に本部を置く日本の国立大学である。1897年に設置された。大学の略称は京大(きょうだい)。
概観
日本で2番目に創設された、帝国大学の流れを汲んでいる国立大学で、入試においては日本におけるトップクラスの難関大学。精神的な基盤として京都大学では「自由の学風」を謳っている。また、西部講堂のロックコンサートなどに代表される京都地区における文化発信地としての役割も担ってきた。
建学の精神
創立以来「自由の学風」を建学の精神としている。国立大学法人となったのちに制定された京都大学の基本理念にも引き継がれた。
学風および特色
教育・研究
- 採択されているプログラム
- 特色ある大学教育支援プログラム
- 外国語教育の再構造化-自律学習型CALLと国際的人材養成-
- 相互研修型FDの組織化による教育改善
- 現代的教育ニーズ取組支援プログラム
- 国際連携による地球・環境科学教育 -アジア地域の大学との同時進行型連携講義の構築と実践-
- 新しい蘇生教育の広域展開する薬剤師育成
- 大学教育の国際化推進プログラム
- 京都大学長期海外留学プログラム
- 法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム
- 実践的理論教育高度化プロジェクト
- 実務基礎教育の在り方に関する調査研究
- 臨床研究者養成プログラム
- 地域医療等社会的ニーズに対応した医療人教育支援プログラム
- 先端医療の育・創薬を先導
- 魅力ある大学院教育イニシアティブ
- 理論・実践融合型による教育学の研究者養成
- 学際的エネルギー科学研究者養成プログラム
- 社会との協創による情報システムデザイン
- 化学教育トリニティ
- 横断型系統的医学研究キャリアパス形成
- 臨地教育研究による実践的地域研究者の養成
- シミュレーション科学を支える高度人材育成
- 生命科学キャリアディベロップメント
- 派遣型高度人材育成協同プラン
- 大学院地球環境学舎インターンシップ
評価
タイムズ・ハイアー・エデュケーションの世界大学ランキング 2019(2018年)では、世界第65位、アジア第10位、国内第2位(同誌の世界大学名声ランキングでは第27位、アジア第5位)である。またQS世界大学ランキング2019(2018年)では、世界第35位、アジア第7位、国内第2位。2018年10月9日現在、卒業生から7人、ゆかりのある人物も含めると10人のノーベル賞受賞者(いずれも科学分野)を輩出している。これはアジアの大学で最多である。フィールズ賞、ラスカー賞、ガードナー国際賞の受賞者数も国内の大学で最多である。
ノーベル賞受賞
- 2012年、同大学山中伸弥氏がiPS細胞の研究にて、 ノーベル生理学・医学賞(ジョン・ガードンとの共同受賞)受賞。
- 2018年、同大学高等研究院特別教授本庶佑氏が、ノーベル医学生理学賞を受賞。京都大吉田キャンパス・北西角の石垣に、本庶佑教授のノーベル医学生理学賞受賞決定を祝う立て看板(タテカン)が設置。「本庶佑先生 京大の誇り!癌(がん)治療に希望!」と書かれている(ノーベル賞京大タテカンで本庶さん祝福…でも大学側撤去2018年10月2日付)。
施設
- 学内食堂
京大生協の食堂はそのメニューの数が日本一と自ら謳っている。特に学生食堂にはあまりないパフェが数多くメニューに並んでいる。西部講堂の付近にあるカフェテリアルネのパフェは16種類ものレギュラーメニューを取り揃えており、期間限定のメニューを含めると現在40種類近くが確認できている。また、南部食堂に併設される喫茶ブリュッケでも個性的なパフェが扱われている。中央食堂や吉田食堂、および本部キャンパスにあるカフェレストラン「カンフォーラ」でもパフェがオーダーできる。
2005年11月には、当時の尾池和夫第24代目総長自身がレシピをプロデュースした「総長カレー」が、大学内の食堂において、人気メニューとして話題となった。2年後の2007年9月には、レシピを再現したレトルトカレーが発売され、現在では京大生協・食堂のみならず、京都土産の人気商品となった他、KBS京都プロデュースのネットショップでも発売されている。
関連項目
大学公式キャラクター
クラちゃん・インちゃんがいる。大学附属図書館キャラクターである。クラちゃんは、クラインの壺(四次元版)をモチーフ。インちゃんは、犬のような姿をしているが犬ではなく、図書館に住む妖精。好きな食べ物は、総長カレー。