大阪府(おおさかふ)は、日本の近畿地方にある都道府県の一つ。府庁所在地は大阪市。
概要
府庁所在地は大阪市。令制国の摂津国東部(7郡)および河内国と和泉国のそれぞれ全域で構成され、三国の頭文字を取って摂河泉(せっかせん)とも呼ばれるが、京都府から越境編入のあった1958年以降は丹波国南東部(ごく一部)も含むようになっている。なお、堺県編入の1881年から奈良県再設置の1887年までは、大和国の全域も含んでいた。
日本では東京に次ぐ第二の都市である。近畿地方はもちろんのこと、西日本の行政・経済・文化・交通の中心である。都道府県としては、東京都、神奈川県に次いで日本第3位の人口規模を持ち(2010年法定人口)、人口密度は東京都に次いで日本第2位である。県内総生産は、東京都に次いで全国第2位。エコノミスト・インテリジェンス・ユニットによる「最も住みやすい都市」ランキングにおいて、2018年、大阪府は、ウィーン、メルボルンに次いで3位と評価されている。
地理・地域
大阪府は、近畿地方の中部に位置し、京都府・奈良県・兵庫県・和歌山県と接する。古くから上方へ通じる水上交通の要地である。南西部は大阪湾。
かつては面積の最も狭い都道府県(46位は香川県)であったが1988年10月1日に国土地理院が算定法を見直し、岡山県玉野市との間に境界未定部分がある香川県直島町の面積(14.2 km²)を県全体の面積に算入しないことになったため、香川県の面積が減少し大阪府と逆転したことで46位。その後、大阪府では関西国際空港の開港や大阪市西部の開発などで埋め立てが進められたため、現在では直島町を含めた香川県の参考値をも上回る面積となっている。