明治大学

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明治大学(めいじだいがく、英語: Meiji University)は、東京都千代田区神田駿河台一丁目1番地に本部を置く日本の私立大学である。1920年に設置された。大学の略称は、明治(めいじ)、明大(めいだい)。
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概観

「近代市民社会を担う聡明な若者を育成する」ことを目指し、1881年にフランス法の自由民権思想を学んだ青年法律家らが創設。東京都に3キャンパス、神奈川県川崎市に1キャンパスを有する総合大学。2017年度の志願者数は113,507人で国内の大学全体で第4位であり、また「生徒に人気の大学」ランキングでは第1位である[1]

建学の精神

創立時からの伝統によって確立された建学の精神「権利自由独立自治」に基づき、自由と自治の精神を養うことを理念とし、「知の創造と人材の育成を通し、自由で平和、豊かな社会を実現する」ことを大学の使命としている。 国際社会を牽引する「世界に開かれた大学」を目指すとしている。大学の公式パンフレット等では 「個を強くする都心型大学」をキャッチフレーズとして使用することも多い。

創立者

近代国家を樹立する上で近代法制度の確立が最重要課題であった明治政府は、欧米諸法の比較研究による新法典の編纂 及び近代法制度を理解しその運用にあたる官僚の養成 が急務となっていた。こうした事項を担う機関として、1871年(明治4年)9月、司法省に明法寮(後に司法省法学校)が創設された。1872年(明治5年)7月に第一期生20名が入学。その多くは後に裁判官・検察官として明治期の日本の司法を支えることとなった。創立者の岸本辰雄宮城浩蔵矢代操はこの20名のうちの3名であり、日本で西洋近代法を習得した第一世代にあたる。また、この第一期生の過半数が明治大学の創設に関与している。

教育・研究

明治法律学校を起源としているが、商学部、経営学部を私学で初めて設置するなど、伝統的に商学でも知られる。人文系でも演劇学、考古学等、歴史・伝統をもつ専攻を多く有す。更に近年、現象数理学という新しい研究分野を開拓した総合数理学部、国際建築家の養成機関として 大学院理工学研究科建築学専攻に開設された「国際プロフェッショナルコース」、教育・研究の国際化が進められており、世界主要研究機関とのネットワーク拠点として、文部科学省の「共同利用・共同研究拠点」にも選定された「先端数理科学インスティテュート(MIMS)」をはじめ、遺伝子・発生工学応用による移植用臓器の作出、ブタを利用した糖尿病の新規治療法開発などに取り組む 「バイオリソース研究国際インスティテュート(MUIIBR)」等々、各種プロジェクトが進行中である。
2010年 地球規模の課題解決を目指す「国連アカデミック・インパクト(UNAI)」に発足と同時に参加。 総合的教育改革に向けて 2017年度から2学期4ターム制の導入を発表。メタンハイドレートの実用化研究他、折り紙工学の提唱及び大規模な産業活用を見込んだ研究開発、人工意識や脳科学研究、惑星探査車の候補の一つとしてJAXAとの共同開発が行われている。2009年に知的財産法政策研究所(IPLPI)を設置。 専門職大学院では、法科大学院、会計大学院、 経営大学院、公共政策大学院がある。

大学公式キャラクター

うさごはん、めいじろう」という名前のうさぎと茶碗が合体したマスコットがいる。

関連項目

公式サイト

出典・引用